先日、「金利スワップ取引」をご紹介しました。

かなり強引ではありますが、次のような組み合わせを考えました。

【借  入】(借)○○○×××     (貸)未払金×××(変動)

【スワップ】(借)未払金×××(変動) (貸)未払金×××(固定)

これを相殺すると次のような感じになります。

【借  入】(借)○○○×××     (貸)未払金×××(固定)

つまりは、変動金利を固定金利に置き換える効果があることになります。


為替についても同様のことがいえます。

いま、外貨建の仕入取引を考えてみましょう。

【仕  入】(借)仕  入×××     (貸)買掛金×××(変動)

これに変動相場による受取と固定相場による支払の交換取引を重ねてみましょう。

【スワップ】(借)未収金×××(変動) (貸)未払金×××(固定)

未収金(変動)と買掛金(変動)を相殺するとすれば、次の取引が残ります。

【仕  入】(借)仕  入×××     (貸)買掛金×××(固定)

つまりは、変動相場を固定相場に置き換える効果があることになります。

で、このスワップ取引が「為替予約」です。