税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

財務会計講義を読もう!

財務会計講義を読もう!の予告

本年の財務諸表論の出題を見て、急に思いついた「財務会計講義」を読もう!

かなり本気です。

皆さんも私の言うことなどではなく、まだ書籍やテキスト等の印刷物に反映されていない「今年の」財務諸表論の出題を実際に手がけてみてください。

それがもっとも学習方法の真実をあらわしているハズです。

そして、何をすべきかをぜひ考えてみてください。

基本書+法規集という恐ろしくスタンダードな学習方法が最も合格に近かったといってよいのではないでしょうか。
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財務会計講義を読もう<目次>

基本書の読み方等に関する次の記事をはじめにお読みください。

基本書ノート化計画

第1章 財務会計の機能と制度<解答のない問題見出しまとめ
第1節 会計の意義と領域
1 会計の意義
2 会計の領域
3 財務諸表
第2節 財務会計の機能
1 株式会社制度の特徴
2 私的利害の調整機能
3 証券市場への情報提供機能
第3節 企業会計への法的規制
1 制度会計
2 会社法による会計
3 株式会社の統治制度と会計
4 金融商品取引法による会計
5 法人税法による税務会計

第2章 利益計算の仕組み<解答のない問題見出し
第1節 企業活動と財務諸表
第2節 複式簿記の構造
1 取引
2 取引の二面的影響の分析
3 取引の記録と集計
(1)仕訳帳−取引発生順のデータベース
(2)元帳への転記−項目別データベースへの組替え
(3)試算表による検証
4 決算と財務諸表の誘導
(1)決算整理
(2)帳簿決算
(3)財務諸表の作成
第3節 利益計算と財務諸表
1 損益法と財産法
2 貸借対照表と損益計算書の関係

第3章 会計理論と会計基準
第1節 会計基準の必要性
第2節 会計基準の設定と問題点
1 会計基準の設定
2 機能的アプローチの問題点
第3節 演繹的アプローチの展開
1 会計公準論
(1)企業実体の公準
(2)継続企業の公準
(3)貨幣的測定の公準
2 概念フレームワークの規定
第4節 企業会計原則の一般原則
1 真実性の原則
2 正規の簿記の原則
3 資本と利益区別の原則
4 明瞭性の原則
5 継続性の原則
6 保守主義の原則
7 単一性の原則
8 重要性の原則
第5節 会計情報の質的特性
1 意思決定有用性
2 有用性の構成要素

第4章 利益測定と資産評価の基礎概念
第1節 現金主義会計と発生主義会計
1 費用・収益の認識と測定
2 現金主義会計
3 発生主義会計
第2節 発生主義会計の基本原則
1 対応原則
2 発生原則
3 実現原則
第3節 資産評価の基準
1 資産評価の諸基準
2 取得原価
3 取替原価
4 純実現可能価額
5 割引現在価値
6 現行の資産評価基準
(1)混合的測定
(2)取得原価とその配分
(3)公正価値

第5章 現金預金と有価証券
第1節 資金運用活動の資産と収益
第2節 現金および預金
1 現金預金の範囲
2 現金預金の管理
第3節 有価証券
1 有価証券の範囲と区分
2 有価証券の取得価額
3 有価証券の期末評価
(1)評価基準
(2)売買目的有価証券
(3)満期保有目的の債券
(4)子会社・関連会社の株式
(5)その他有価証券
(6)強制評価減
第4節 デリバティブとヘッジ会計

財務会計講義を読もう!(会計の意義)

財務会計講義、読んでますか?

今日から桜井久勝先生の『財務会計講義』を読もう!をスタートします。

通読とともに精読の目安にご利用ください。



初回は、会計の意義についてです。

今後も以下の感じで最小の単位をとりあげていく予定ですので、ご愛顧の程、よろしくお願い致します。


第1章 財務会計の機能と制度

第1節 会計の意義と領域

1 会計の意義


【試験との関連】

試験の出題はないでしょうが、会計とは何か?と問われて答えられないようでは困ります。


【ポイント】

・会計とは何か?

・会計のイメージを図1−1で掴む



【まとめ】
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財務会計講義を読もう!(会計の領域)

財務会計講義、読んでますか?

基本書も最初の辺りは、試験に出題される感じではありません。

基礎的な知識を身に付けるというスタンスをとりながら内容重視でいきましょう。


今回は、会計の領域についてです。



2 会計の領域


【試験的な重要性】

試験に出題される話ではありませんが、企業会計、財務会計、管理会計の区別をつけておきましょう。


【ポイント】

・企業会計とは何か?

・財務会計と管理会計の区別をつける

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財務会計講義を読もう!(財務諸表)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、財務諸表についてです。



3 財務諸表


【試験的な重要性】

直接的な出題は考えられませんが、基礎的事項として重要性が高いです。


【ポイント】

・利害関係者の種類(特に株主と債権者)とその関心は何か?

・貸借対照表、損益計算書とは何か?

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財務会計講義を読もう!(株式会社制度の特徴)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、株式会社制度の特徴についてです。


第2節 財務会計の機能

1 株式会社制度の特徴

【試験との関係】

直接に出題されることは考えにくいですが、有限責任制度の意味を考えておきましょう。


【課題】

・株式会社の特徴を知ること

・株式会社の特徴から生ずる利害対立を知ること

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財務会計講義を読もう!(私的利害の調整機能)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、私的利害の調整機能についてです。


2 私的利害の調整機能

【試験との関連】

試験に直接出題されることはないでしょうが、基礎知識として重要です。


【課題】

・株主と経営者の利害関係の在り方

・株主と債権者の利害関係の在り方
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財務会計講義を読もう!(証券市場への情報提供機能)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、情報提供機能についてです。



3 証券市場への情報提供機能

【試験との関連性】

試験に直接出題される可能性は低いでしょうが、情報提供機能の理解は重要です。


【ポイント】

・情報提供機能とは何か

・投資者とは何か

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財務会計講義を読もう!(制度会計)

財務会計講義、読んでますか?

今回から企業会計への法規制の話です。

まずは、制度会計全般の話からスタートです。



第3節 企業会計への法規制

1 制度会計

【試験との関連】

試験に出題される感じではありませんが、基礎的知識として必要です。


【ポイント】

・制度会計とは何か

・制度会計にはどのような領域があるか

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財務会計講義を読もう!(会社法による会計)

財務会計講義、読んでますか?

なかなかハードルは高いかもしれませんが、継続する事が大事です。

半年間、だまされたと思ってしっかり読んでみて下さい。

必ず成果は表れるハズです。



さて、今回は、会社法による会計についてです。



2 会社法による会計

【試験との関連】

直接的な出題はないでしょうが、会社法による会計の基礎です。


【ポイント】

・会社法による会計の目的

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財務会計講義を読もう!(株式会社の統治制度と会計)

財務会計講義、読んでますか?

基本書には、色んな事が書いてあります。

試験的にもすごく大事、試験には直接でないけど大事、試験にもでなくて、そんなに大事ではない所など様々です。

そんな区分けがこのブログで分かるようにしているつもりです。

今回は、株式会社の統治制度と会計についてですが、やや不要な所が多いので、軽めでよいのではないでしょうか。

ただし、株主と債権者のつなひきの調整(利害調整)は重要です。



3 株式会社の統治制度と会計

【試験との関連】

株式会社の統治制度が試験で出題されることはないでしょう(一読程度で)。

ただし、会社法における債権者保護の考え方は重要です。


【ポイント】

・会社法における債権者保護とは何か

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財務会計講義を読もう!(金融商品取引法による会計)

財務会計講義、読んでますか?

基本書は、コツコツ読むのがまず第一ですね。

自分に合ったスタイルでまず読んでみましょう。

少し飽きてきたら(イヤになるようなら)色々と変化させてみる。

そんな感じがよいかもしれません。

どうしたら長く接していられるかを考えつつ読む感じがよいでしょう。



さて、今回は金融商品取引法による会計についてです。

ダイレクトに試験に重要な感じではありませんが、ごく基礎的知識として知っていて欲しいことも混在しています。



4 金融商品取引法による会計

【試験との関連】

金融商品取引法による会計の基礎ですが、一読しておく程度でよいでしょう。


【ポイント】

・金融商品取引による会計の仕組み

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財務会計講義を読もう!(法人税法による税務会計)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、法人税法による税務会計についてです。

税務会計が試験に出題されることはないと思いますが、税効果会計の基礎知識として必要でしょう。

本書を読む上でここがわからないと支障がある感じではありません。

やや軽めに読んでおいて、税効果会計の箇所と併せて読むのも手でしょう。



5 法人税法による税務会計

【試験との関連】

直接的な出題は考えられませんが、税効果会計に対する理解に必要です。


【ポイント】

・法人税額の計算方法

・課税所得の計算方法

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財務会計講義を読もう!(企業活動と財務諸表)

財務会計講義、読んでますか?

財務会計講義は、タイトルが示すように財務会計全般を取り扱っています。

財務諸表論などと題された書籍よりも守備範囲が広くて、その違いは「簿記」にあるといえるでしょう。

会計処理の記述も豊富です。

今年の簿記論で出題された内容もあります。

そして、簿記と利益計算のざっくりした仕組みが書かれている本章。

かなり簿記チックですが、簿記論を受験予定の方に役立つとともに財表を受験予定の方でもこの程度は知ってく必要があるかなという絶妙な内容です。

初回は、企業活動と財務諸表についての素描からです。


第2章 利益計算の仕組み

第1節 企業活動と財務諸表

【試験との関連】

試験に出題される感じではありませんが、基礎的知識として重要です。


【ポイント】

・企業活動(資金調達活動、資金投下活動、営業活動)の素描

・貸借対照表の構造(資金の調達源泉とその運用形態)

・損益計算書の構造(営業活動の努力と成果)

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財務会計講義を読もう!(取引)

財務会計講義、読んでますか?

第2節は簿記の話です。

簿記の学習をはじめた頃のことを思い出して読みましょう。

今回は、取引についてです。



第2節 複式簿記の構造

1 取引

【試験との関連】

簿記の基礎です。


【ポイント】

・取引とは何か?

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財務会計講義クイズ1(もっとも大事な章は?)

かなり多くの方に読んでいただいている財務会計講義ですが、そろそろ一回は通して読んでみたという方もいらっしゃるようです。

さて、そこで問題です。

この財務会計講義は14章からなっていますが、このなかで試験的にみても、基礎的にみても最も重要だと私が思うのは何章でしょうか?

ココしっかり読んどいたら。

さて、何章?
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財務会計講義を読もう!(取引の二面的影響の分析)

財務会計講義、読んでますか?

今、進行中のところは簿記って感じですね。

それほど力を入れる感じではないでしょう。

このスキに通読も進めておきましょう。

本を読むのは大変ですけど、コツコツがんばりましょう!



さて、今回は、取引の二面的影響の分析についてです。


2 取引の二面的影響の分析

【試験との関連】

簿記の基礎知識です。


【ポイント】

・貸借対照表等式を理解しているか

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財務会計講義クイズ2(レモンの逆は?)

財務会計講義11頁に、アカロフの「レモン市場」と題する論文が登場します。

ここでのレモンは欠陥品を意味しますが、逆に掘り出し物を例えた果物は何でしょうか?

ヒント:レモンはすっぱい。甘い果物は?
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解答のない問題<第1章>

財務会計講義第1章の問題をつくってみました。

解答はありません。

財務会計講義を参照してそれぞれ長くて2〜3行(←これ大事)でぜひつくってみてください。

☆の意味は内緒(←ってか、だいたい分かるでしょ)。

力、つきますよ〜。
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財務会計講義を読もう!(取引の記録と集計)

財務会計講義、読んでますか?

今回もまだ、簿記の内容が続きます。

読んでおいて損はないですが、財表の理論で出題される感じではありませんね。

このスキに通読ないし、第1章(はじめから)、第4章の精読(大事なとこ)の精読なんていいかもしれません。

計画的に読めている方はそのまま継続しましょう。

トータル、どれだけ触れられるか(触れる工夫をすることができるか)が勝負です。

がんばってまいりましょう!


さて、今回は、取引の記録と集計についてです。


3 取引の記録と集計

【試験との関係】

簿記の基礎です。


【ポイント】

<簿記の手順>取引の識別→仕訳帳→元帳→試算表→決算整理→財務諸表

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簿記論受験生のための「財務会計講義」活用法

財務会計講義は、その名が示すように財務会計全般にわたる基本書です。

いわゆる財務諸表論の理論に関してだけでなく、会計処理や簿記的な記述が多いのが特徴でしょう。

本年の簿記論の出題でも普段、財務諸表論の計算で学習していないかもしれない項目の設例があります(第一問と第二問の一部)。

そこで、簿記論受験生の財務会計講義の読み方を考えてみました。
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財務会計講義を読もう!(仕訳帳−取引発生順のデーターベース)

財務会計講義、読んでますか?

簿記の話が続きます。

この間に第1章の精読もいいですね。

第1章の解答のない問題を作りました。

自分で実際に書いてみる。

財務会計講義を参照しながら答えをつくるととても力がつくと思います。

ぜひ、ご活用ください。


さて、今回は仕訳帳についてです 。


(1)仕訳帳−取引発生順のデータベース

【試験との関係】

簿記の基礎です。


【ポイント】

・仕訳のルールを理解しているか?

・貸借平均の原理とは何か?
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財務会計講義クイズ3(損益計算書→貸借対照表の仕訳は?)

財務会計講義4頁の図表1−2。

損益計算書の当期純利益から貸借対照表の当期純利益に←が引いてあります。

この←を仕訳で示してください。

前提が必要ならその前提も併せて示してください。

って、クイズか?
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財務会計講義を読もう!(元帳への転記−項目別データベースへの組替え)

財務会計講義、読んでますか?

まだ、簿記の話が続きます。

財表の試験に出る感じではありませんが、一読しておきましょう。

その間に通読、そして解答のない問題(第1章)を解いての精読を進めてみてください。

年内にどれだけ基本書ときちんと接することができるかが重要です。

この時期にちょっとがんばっておきましょう!


さて、今回は、転記の話です。



(2)元帳への転記−項目別データベースへの組替え

【試験との関連】

簿記の基礎です。


【ポイント】

・元帳と転記を理解しているか

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財務会計講義クイズ4(商品勘定の処理名称)

財務会計講義では商品勘定の処理に三分法をとっていません。

財務会計講義で採用されている商品勘定の処理方法(81頁などの商品の購入時に商品とし、販売時にこれを売上原価勘定に振り替える方法)は何と呼ばれるでしょうか?

また、どうしてこの方法を採用したのでしょうか?
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財務会計講義を読もう!(試算表による検証)

財務会計講義、読んでますか?

まだ、簿記の話が続きます。

もちろん財務諸表論の理論で出題される感じではありませんので、一読程度でよいでしょう。

このスキに全体の通読、第1章の精読を進めておきましょう。

第1章が分かりにくいからとやめてしまってもったいないです。

分かりにくいのはやや抽象度が高いからでしょう。

しかし、抽象度が高いほど、後に応用が効く可能性も高いハズ。

それでも分かりにくいという方は、思い切って具体的な項目を取り扱った5章から読み始めるなんていうのもありです。

基本書の読み方は、自由なんです。

はい。


さて、今回は、試算表の話です。


(3)試算表による検証

【試験との関連】

簿記の基礎知識です。


【ポイント】

・試算表の種類と役割を理解しているか

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財務会計講義を読もう!(決算整理)

財務会計講義、読んでますか?

そろそろ簿記の記述も終盤に近いです。

解答のない問題がまだの方は、ぜひ手がけてみてください。

少しずつでもコツコツ読んでいく。

そんな努力が実を結ぶのは、もう少し先です。

本格始動の前に少し読み進めておきましょう。


さて、今回は、決算整理についてです。


4 決算と財務諸表の誘導

(1)決算整理

【試験との関連】

簿記の基礎知識です。


【ポイント】

・決算整理とは何か?

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財務会計講義を読もう!(帳簿決算)

財務会計講義、読んでますか?

第2章での簿記的な記述も今回で最後という感じです。

簿記論でも苦手な方が多い帳簿決算は、計算の基礎として軽めに読んでおきましょう。

その間にやはり通読、精読を進めておきましょう。



今回は帳簿決算についてです。


(2)帳簿決算

【試験との関連】

簿記の基礎です。


【ポイント】

・帳簿決算の手順


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財務会計講義を読もう!(財務諸表の作成)

財務会計講義、読んでますか?

簿記の記述が多い第2章ですが、そろそろ財表でも必要な知識の登場です。

直接的な出題があるかと言われれば、ないかなとは思いますが、財務諸表論の基礎知識としても知っていて当然といった話ですね。

この辺はしっかり読んでおきたいところではないでしょうか。


今回は、財務諸表の作成についてです。


(3)財務諸表の作成

【試験との関連】

試験での直接的出題は考えにくいですが、基礎知識として重要です。


【ポイント】

・誘導法と棚卸法

・損益計算書と貸借対照表の役割

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解答のない問題<第一章>の解答例のご紹介

先日、出題した「解答のない問題<第一章>」は皆さん、もう解かれましたか?

リンクさせていただいているNo struggle, No Progress.様が解答にチャレンジなさっていました。

非常によく出来ていますのでそのご紹介です。

皆さんもぜひ参考にしてみてください。

ただし、解答は実際に自分で作る方がよいです。

その方が理解も進みますし、間違いなく記憶に残ります。

あくまでも実際に解答をつくった後の参考にしてみてください。

また、ちょっと解答作ってみたよなんて方がいらっしゃいましたらお教えいただければ幸いです。

っていうか、作って、お教えて。

よろしくね(って、ちょっと崩壊)。


財務会計講義を読む(その3)

財務会計講義を読もう!(損益法と財産法)

財務会計講義、読んでますか?

簿記の章もいよいよ大詰め。

とはいうものの大事です。

財表的に出題がないとしてもとても重要です。

しっかりと読みましょう。

この損益法と財産法の話が実感できるかが、包括利益の理解につながると思います。


今回は、損益法と財産法についてです。


第3節 利益計算と財務諸表

1 損益法と財産法

【試験との関連】

直接的な出題は考えにくいかもしれませんが、基礎的知識として極めて重要です。


【ポイント】

・損益法とは何か?

・財産法とは何か・

・収益費用観とは何か?

・資産負債観とは何か?

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見出し<第1章>

財務会計講義」の第1章の見出しを考えてみました。

おおむね「解答のない問題」に対応しています。

ちょっと指示の仕方がいい加減なので、実際に本文やご自分のふったタイトルと見比べてみてください。

そしてそこの横あたりの本文に最終マーカー一個手前位(緑細)は引いておきましょう。

これもなかなか力がつくと思いますので、ぜひ実行してみてください。
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貸借対照表と損益計算書の関係

財務会計講義、読んでますか?

今回は貸借対照表と損益計算書との関係についてです。

試験的にも重要です。

また、クリーンサープラス関係という言葉が出てきますが、あわせて包括利益基準の注1を読んでおくとよいでしょう。


2 貸借対照表と損益計算書の関係

【試験との関連】

試験的にも極めて重要な要素を含んでいます(改めて別の箇所に記述がありますが)。


【ポイント】

・クリーン・サープラス関係とは何か?

・当期純利益と包括利益の関係は

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財務会計講義を読もう!(会計基準の必要性)

財務会計講義、読んでますか?

さて、今回から第3章に突入です。

第1章と第2章は、基礎的知識として重要ですが、実際に試験に出題されるかからするとこの第3章以後が大事ですね。

本年の財務諸表論、第一問ではこの章からの出題があります。

やや抽象的な記述も少なくありませんが、しっかり読んでいきましょう。


今回は、会計基準の必要性についてです。



第3章 会計理論と会計基準

第1節 会計基準の必要性

【試験との関連】

試験的にすごく重要という感じではありません。


【ポイント】

・利益操作(利益捻出と圧縮)が行われる動機

・会計基準はどのように形成されたのか

・会計基準の役割は何か

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財務会計講義を読もう!(会計基準の設定)

財務会計講義、読んでますか?

「財務会計講義」の構成は、第1章が全体の基礎とすると第2章は簿記の基礎、第3章は会計の基礎といった内容に近いです。

そして第4章が財務会計のメインテーマである利益計算にダイレクトにつながる共通事項です。

ここまでが総論で以後が各論という位置づけに近いといえるかもしれません。

こんな構成も頭にいれておくとよいでしょう。


さて、今回は、会計基準の設定についてです。


第2節 会計基準の設定と問題点

1 会計基準の設定

【試験との関連】

試験に出題されることはありませんが、会計法規集を読む上で知っておくと便利なことが書いてあります。


【ポイント】

・会計基準の設定主体と会計基準

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解答のない問題<第2章>

財務会計講義、第2章の問題をつくってみました。

解答はありません。

財務会計講義を参照してそれぞれ長くて2〜3行(←これ大事)でぜひつくってみてください。

ホントに力つきますよ。


第1章の問題はこちらをご参照ください。

解答のない問題<第1章>

非常によくできている(=はなまる)解答は「struggle, No Progress.」様のこちらの記事をご参照ください。

ただし、解答はご自分でつくる方が力がつくのであくまでもご参考です。

財務会計講義を読む(その3)

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財務会計講義を読もう!(帰納的アプローチの問題点)

財務会計講義、読んでますか?

解答のない問題<第1章第2章>は必ず解いてみてくださいね(約束だよ♪)。

解答は、書くことが重要です。

もちろん「財務会計講義」をみながらで結構ですが、そのときでも少し文章を変える位の方がよいです。

そして、できるだけ短くを心がけましょう。


さて、今回は、帰納的アプローチの問題点についてです。


2 帰納的アプローチの問題点

【試験との関係】

試験に直接出題される感じではありません。


【ポイント】

・帰納的アプローチとは

・演繹的アプローチとは

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財務会計講義を読もう!(会計公準論)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、会計公準論についてです。


第3節 演繹的アプローチの展開

1 会計公準論

【試験との関連】

極めて重要ではありませんが、試験での出題実績があります。


【ポイント】

・会計公準とは何か

・一般的な会計公準には何があるか

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財務会計講義クイズ5(利害関係者の種類)

いまやブームとなっている「財務会計講義」ですが(ホントか?)、ここで問題です。

企業を取り巻く利害関係者の代表には、株主や債権者がいます。

財務会計の理論を考える場合にも株主と債権者を想定していればよいでしょう。

でいいんですが、あえて、株主と債権者以外の利害関係者を思いつくだけあげてみてください。

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基本書ノート化計画(再掲)

美しいノートは、見ているだけで飽きません。

ただ、自分で作るなら美しさよりもその効果が重要です。

すごいノートを作ったけど、時間ばかりかかって何も残らないでは意味がありません。

そこで、多くの方に実行可能と思える方法を考えてみました。

名づけて、「基本書ノート化計画」。

ノートを別に作らないで、基本書そのものを「ノート」にしようという計画です。

いや、これいけますよ。マジ。

※記事を書き換え、現在までの「問題のない解答」、「見出し」記事へのリンクを掲載しました。

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財務会計講義を読もう!(企業実体の公準)

財務会計講義、読んでますか?

基本書の通読と精読は続いてますでしょうか。

なかなか面白いと思えるまでには時間がかかると思います。

でも、面白いと思えたら「勝ち」です。

何が勝ちかは微妙ですが、たぶん理論に関して、本当に負けません(誰に?)。

そのための土台づくりはちょっと大変ですが、コツコツとがんばりましょう!


さて、今回は、企業実体の公準についてです。


(1)企業実体の公準

【試験との関連】

・企業実体の公準とは何か

・会計主体論とは何か

・資本主理論と企業主体理論とは何か

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『財務会計講義』見出し<第2章>

財務会計講義』第2章の見出しです。

精読のお供にどうぞ。


ただ単に書き写す作業にしてしまっては、時間がもったいないです。

ご自分のつけた見出しと比べたり、本文にも目を通しながらゆっくり書いてみましょう。

見出しをつけることが大事なのではありません。

見出しをつけようとしながら読むことで何が大事かを考えることが重要です。

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財務会計講義を読もう!(継続企業の公準)

財務会計講義、読んでますか?

基本書の読み方に絶対はありません。

好きにドンドン読んでいきましょう。

ただ、単に読んでいても流して読んでしまうだけになりがち。

そのストッパーみたいな役割がこのブログ記事のつもりです。

このブログ記事に合わせて精読を想定はしていますが、精読だってドンドン進めて構いません。

春先位まで(このブログの投稿もその位までを予定しています)に一度はきちんと精読+何度も通読⇒基本書ノートの完成をめざしましょう!


さて、今回は、継続企業の公準についてです。


(2)継続企業の公準

【試験との関連】

出題の可能性が高い訳ではありませんが、試験的にも知っておくべきでしょう。

過去に三公準を簡単に説明せよとの出題があったことがあります。


【ポイント】

・継続企業の公準とは何か?

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財務会計講義を読もう!(貨幣的測定の公準)

財務会計講義、読んでますか?

通読とともに精読も進めましょう。

色々考えたり、問題を解いたり。

何か別のことをはさんだ方が理解は進みます。

精読の工夫は、『基本書ノート計画』を参照してみてください。

まずは学習できる時間を無理なく増やす事を考えましょう。

それはたぶん分かるための工夫でもあります。

むろん根性も必要ですよ。

まっ、私はないですけどね。


さて、今回は、貨幣的測定の公準についてです。


(3)貨幣的測定の公準

【試験との関連】

ものすごく重要という感じではありませんが、過去に三公準をあげて、説明せよとの出題がありました。


【ポイント】

・貨幣的測定の公準とは何か?
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『財務会計講義』まとめ<第1章>

財務会計講義』精読材料の投下です。

基本書ノート化計画」にあるまとめの第1章分です。

見出しは特に試験との関連をある程度、意識しています。

このまとめは試験との関連にかかわりなく、各ブロックを一言に近い短さでまとめています。

試験に直接関係がなくても、全くムダなブロックはないでしょう(たぶん)。

そこを一言でいえる程度におさえておくことは、すごく後で生きてくるなんてことがきっとあります。

実際に皆さん一番小さいブロックごとに一言でまとめるとしたらという視点でまとめを考えてみてください。

それと比べるのが一番、力がつきます。
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財務会計講義を読もう!(概念フレームワークの規定)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、概念フレームワークについてです。


2 概念フレームワークの規定

【試験との関連】

・税理士試験では概念フレームワークが試験範囲に明記されておらず、直接的な出題はやや考えにくいところです。


【ポイント】

・概念フレームワークの構成

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財務会計講義クイズ5(クリーン・サープラス?)

ちょっと前までそれほどメジャーではなかった気がする「クリーン・サープラス関係」。

財務会計講義でも45頁や300頁に登場します。

ここで問題です。

このクリーン・サープラス関係が登場する会計基準は何でしょうか?

またその基準のどこで登場するでしょうか?(←もはや財務会計講義クイズじゃありませんな)。
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財務会計講義を読もう!(真実性の原則)

財務会計講義、読んでますか?

いよいよ一般原則です。

この辺りから試験的に出題の目がだんたん濃くなっていきます。

まだ、どっしよっかなと参加を躊躇している方。

とりあえず、この辺りから読み始めても全く問題ありません。

一緒に「財務会計講義」を読みましょう!

読まないとあとで後悔しますよ(←おどしですか)。


さて、今回は、真実性の原則についてです。

何が「真実」かなんて難しいですね。

「事実」ならなんとか頭がついていきそうですが、真実と言われるとちょっと。

万能薬のような真実はなくて、実は「他の規定」をちゃんと守ってね。

そんなニュアンスで捉えるしかないのかもしれません。


第4節 企業会計原則の一般原則

1 真実性の原則

【試験との関連】

真実性の原則をメインとした出題はやや考えにくいものの、他原則等の関係等としての出題実績があります。


【ポイント】

・真実性の原則とは

・真実性の意味

・上記の理由

・他規定との関係

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解答のない問題<第2章>の模範解答例のご紹介

先日、出題した「解答のない問題<第2章>」は皆さん、もう解かれましたか?

まだの方は第3章を2分割してそろそろ出題する予定ですので、お早めに。

リンクさせていただいているNo struggle, No Progress.様が<第1章>に引続き、解答にチャレンジくださいました。

もう模範解答に認定していいレベルですね。

皆さんもぜひ参考にしてみてください。

ただし、解答は実際に自分で作る方がよいです。

その方が理解も進むし、間違いなく記憶に残ります。

あらかじめ作られた模範解答をただ覚える。

それでは自ら進歩、進化の余地を放棄するようなものです。

それが合理性を持つのは、実際の出題がベタ書(〜について述べろ)のケースでしょう。

財務諸表論の今年の出題を見る限り、来年も小刻み、かつ、横断的な出題の可能性が高いです。

これに対処するには、普段からある程度、自分で解答を作る(考える)のがよいでしょう。

あくまでも実際に解答をつくった後の参考にするのがよいと思います。

また、解答作った方がいらっしゃいましたらお教えいただければ幸いです。


財務会計講義を読む(その6)

財務会計講義を読もう!(正規の簿記の原則)

財務会計講義、読んでますか?

今回は、正規の簿記の原則についてです。

正しい簿記の原則ですね。

何をもって「正しい」とするかは単純には言えません。

「正規の簿記の原則」と呼ばれる文章の中に「正規の簿記の原則」という語句が入っているくらいですから、この文章の内容のみから多くの事がいえるわけでもなさそうです。

後は、簿記や会計がどんな役割をもっているか辺りからアプローチしていくことになるのかもしれません。


2 正規の簿記の原則

【試験との関連】

試験的な重要性は必ずしも高いわけではありませんが、基礎知識としておさえておきましょう。


【ポイント】

・正規の簿記の原則の内容

・正規の簿記の要件

・正規の簿記の原則が要求する財務諸表の作成方法

・正規の簿記の原則に適合する記帳方法

・重要性の原則との関係

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