税理士試験 簿記論 講師日記

税理士試験 簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

新しい簿記の話

新しい計算書類はどれ?

さて、問題です。

次のうち新しく財務諸表になりそうな計算書の名称はどれでしょう?

(1)「株主持分変動計算書」(かぶぬしもちぶんへんどうけいさんしょ)

(2)「株主資本変動計算書」(かぶぬししほんへんどうけいさんしょ)

(3)「株主資本等変動計算書」(かぶぬししほんとうへんどうけいさんしょ)

(4)「人気ブログランキング」(にんきぶろぐらんきんぐ)

正解は、ここ何日かのこのブログを拝見していただいている方はおわかりかと思いますが、(3)の「株主資本等変動計算書」です。

それ以外の名称は、私がでっちあげたものという訳ではありません。

(1)株主持分変動計算書
これは、当初、商法サイドの名称の候補としてあがっていたものです。

これが、会計サイドの検討の段階で、
(2)株主資本変動計算書や(3)株主資本等変動計算書が候補にあがって、株主資本等変動計算書に落ち着いたようです。

今度、もう一度、商法サイドに戻る(正式名称が決まる)ようですが、株主資本等変動計算書に落ち着くという見方が一般的なようです。

名称の中にある「持分」、「資本」、「資本等」。
なんか微妙です。

また、貸借対照表の「資本の部」が「純資産の部」に変更されることも予定されていますが、上記に、「純資産」も加えると、何がどう違うの?状態ではないでしょうか。
このあたりから徐々にアプローチしていきたいと思います(って、まだ、続くんですか?←続きます)。

反復は脳死に勝る?

皆さん、覚えましたか?

いや、名前です。

「株主資本等変動計算書」

私は、なんと覚えちゃいました(へへへっ)。
昨日、ブログ書いてて、何度も読み直しているうちに、覚えちゃったんですね。
いやー、やはり反復が大事です。

反復は、脳細胞の死滅より強い。

なんか強気になってきたところで、この新しい財務諸表に俄然興味がわいてきました。
興味がないとまるで見ないんですが、興味がわくと話は違います。
なんかいろいろ読みますた。

おっと、その前に、来年度(平成18年)の受験には、直接関係はなさそうです。
ただ、財務諸表の体系が変る訳ですから、とても大きな変更ということになります。
これは平成19年のヤマになること間違いなしです。
平成19年の予想もしとこうかしら(←これは間違いなく、日本一早いでしょ)。

ちょっと、かるーく続けてみようかと思います。

「株主資本等変動計算書」
「株主資本等変動計算書」
「株主資本等変動計算書」
「人気ブログランキング」

覚えましたか?(ちなみにコピペではなく、打ちました。っていうか、なんか一個違うし)

株主資本等変動計算書

ホントに記憶力が乏しくなりました。
というより、たぶん無くなっています。
いや、たぶん細胞そのものが無くなっています。
いや、絶対です。
たまにプチンとか、音、聞こえますもん(←ホ、ホントか?)。
そのうち何も覚えていなくなるんだろうな。
きっと。
でも、それは、それで幸せっ。

むむむっ。ちと違うか。

先日利益処分計算書(利益処分案)がなくなり、新しい計算書類が導入されそうだという話をしましたが、その名称の話です。
以前からあがっていたのは、「株主持分変動計算書」です。
これを覚えるのにどれだけ時間がかかったことか。
やっと記憶に定着したかなあと思ったら。

「株主資本等変動計算書」

こっちでいきそうです。
覚えられましぇん。

「株主資本等変動計算書」

ふー。まだ、見ながらうってるもんなあ。

ダメだこりゃ(って、タイトルの話だけですか? ← そうです)。

新しい簿記の話

本年の第2問の出題(個別問題)は、それまでの個別問題が新基準や商法を題材としたものであったのに対して、従来的な論点を扱ったものが半数を占めました。
いわゆる新基準のみの個別から新基準と従来的論点の混在という個別の出題を伺わせるとてもいやな傾向です。
どっちも出るってことなのねん。

その後も減損会計、企業結合会計と新たな会計基準が登場し、以前ほどではないにせよ、今後もこの傾向は続いていく事でしょう。
そして、見逃すことができないのが、新会社法です。
個人的には、来年度の簿記論には、大きな影響はないとはみていますが、施行との関係では、試験範囲に含まれることにはなるかもしれません。

そこで、簿記会計の新しい動きについて、できるだけ学習上の負担にならない範囲で、書いていきたいと思います。
とくに楽になる方向での改正等、また、重要性が高いと思える改正等を重点的にお知らせしていこうかなあと思っています。


楽になる方向での改正の一つですが(といっても本ブログでもとりあげていませんが)、建設利息の廃止です。
そもそも現状では、実例もないようなので、実務的にも、試験的にもあまり影響はないかもしれません。

大きめなのは、「資本の部」が、「純資産の部」になりそうな点と「利益処分計算書」がなくなって、新たな計算書類が導入されそうという点です。

徐々に変革が進行しているなあという感想を抱きます。
損益計算書が大きく変る前に、皆さん、簿財合格しましょう!!
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2021-09-16

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