新版 会計法規集〈第5版〉、本日発売です。

ここ数年の出題をみると会計基準の一部を抜粋して掲載したテキスト等では本試験の理論に対応できません(『今年の本試験を踏まえた「出題傾向と対策」』参照)。

受験生の方は盲目に受験機関を信じないで自ら検証することが不可欠でしょう。

一部、良心的なところもあると思いますが、私は伝え聞く話やこのブログでのやりとり等を通じて、もう全く信じていません。



本年は簡単に想定できる基準の穴埋めさえ姿を消しました。

もちろんそれは会計基準を読むなということではありません。

会計基準の穴をただ覚えるような無益な学習をするなということを意味するでしょう。



テキストは計算と理論がバラバラ。

理論教材のテキストで抜粋を見る。

テキスト等に部分的に掲載された抜粋ではかえってわかりにくいです。

穴埋めのためにさらに別の穴埋め素材を使う。

それで網羅できていればまだ救いはあります。

しかし、………愚痴っぽくなるのでこの辺でやめておきます。


具体的にどうすべきかを簡単に。

基準そのものを覚えるのではなく、基準本編、特に結論の背景をしっかり読むことが本試験に最も近いでしょう。

理論対策としては、本編の計算を触れた後に結論の背景を覚えるのではなく、意味をとりながら何度も読むこと。

計算対策としては、計算後の参照頻度を高めること。

この2点が学習効果を長期的にみると劇的に高めてくれるハズです。

これを推奨しない講師はいかがわしいとさえ思います(あるいは自分で読んでないか。反論、お待ちしています。)。



この版で来年の試験は大丈夫。

今が来年の試験に向けてベストの購入時期です。

まだの方は「会計基準を読もう!」を読みながら会計法規集を読もう!

会計基準を読もう!