平成２４年 税理士試験 財務諸表論 出題予想

かつての予想師が復活しますよ。

今年の財務諸表論予想。

先日、５項目まで公開いたしましたが、上位７項目までの公開です。

第１位　自己株式基準（資本と利益の区別を含む）

第２位　金融資産の発生と消滅の認識（金融資産以外も含む）

第３位　税効果会計

第４位　包括利益基準（構成要素の定義を含む）

第５位　工事契約基準（収益認識を含む）

第６位　減損会計と資産の評価

第７位　退職給付会計

上位７項目までの公開です。

後日、３問は当ブログにて出題予定です。

第１位から第７位までは会計人コース８月号の「戦略的『簿・財』学習ナビ」にて出題しました。

横断感満点ですよ。

これはヤバイです。

いや、生まれて初めて本気出しましたよ（←初めてね）。

でも、試験で出てもおかしくない論点に限りました。

第８位から第10位までは当ブログで公開予定です。

簿記論講師（？）が送る史上最強の財務諸表論予想問題。

ご期待ください！

会計人コース８月号、７月３日発売です。


アマゾン売り切れましたね。

会計人コースのホームページ（http://www.kaikeijin-course.jp/）か書店でお求めください。


・会計人コース

Comments

[1. じゅんち]

先生こんにちは。
出題予想、１位と２位は位置がちょっと意外でしたぁ。

あと一ヶ月、ドキドキしますね。
本試験までに緊張で倒れそうです(笑)
模試の結果からすると、無謀といわれても仕方ないかもしれない簿財ダブル受験ですが、
最後まで諦めません。

頑張ります。
そして、会計人コース必ず買います！

[2. 暮木孝司]

じゅんちさん、こんばんは。

１位と２位はちょっと狙ってみました（笑）。
理論は最後の追い込みに期待しましょう。

財表と簿記論でかぶる部分（いずれも第三問）と基礎的な個別をしっかりやっていれば、予想以上に戦えると思います。
最後の最後まであきらめず、頑張ってください！
応援しております。
何かありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね。
会計人コース８月号ご期待ください！（当てます！たぶん）。

[3. モルモ]

お、自己株式がきました。さすがです。

私の予想の前に、過去問によると財表理論は、
Ａ１；基準からの「個別問題」
Ａ２；企業会計原則からの「個別問題」
Ａ１＆２；基準＋原則からの「個別問題」
Ｂ，基準ベースの「総合問題」

そして、最近はＣ，「テーマ別の総合問題」もあります。

毎年、最低一問は総合問題です。

問題形式からの仮説ですが、
第６０回第二問、第６１回第一問の先生は同じで山田先生とすると、Ａ２→Ａ１＆２で出題しています。

逆に、今福先生が３年間でＢ→Ｂ→Ｃで出題された模様で、佐々木先生は去年Ｃ。

つまり、山田先生は今年も個別問題です。
Ａ１できたら、自己株式はもちろん、連結など比較的新しい部分からの出題予想。

これは各校の予想をやっていればＯＫかなと思ってます。

Ａ１＆２できたら、利益についてなど、一つ二つ予想があります。


次に、佐々木先生はＢかＣパターンですから全体的な構造問題。

Ｂだとしたら、事業分離もありだとは思います。でも、あくまで事業分離は最初の取っ掛かりですので、予想してもあまり意味ないでしょう。

Ｃだとしたら営業循環過程や、公正価値を中心とした問題、資産についてと言った漠然とした予想しかありません。

結局、暮木先生がいつも仰っているように、あれこれ言わず、全部やるのが手っ取りばやいですね（笑）

[4. 暮木孝司]

モルモさん、こんにちは。

深いですね。
このＢや特にＣについては、私も随分と考えたのですが、難しいという結論に至りました（想定がです。作ってもまるまる一問がかすりもしない問題になる可能性がある気がします）。
個別基準や基礎概念を他との関連を重視しながら学習するとうことしかないのかなと思っています。

連結、事業分離、営業循環過程、公正価値、資産、うーん。
事業分離あたりもどうすればいいか難しいですね。
けど、色々と考えること自体は楽しいですし、そこからの枝のような部分で本試験に対応できるといいかなとも思います。

ラスト１月、頑張って下さいね♪

[5. モルモ]

こんばんわ。

先生がＣの場合で想定して、仮に本試験に全くかすらなくても、見た事ないし一生懸命考えないと解けない問題であれば喜んで解きますよ。

誰でも解ける簡単な問題であったり、学校での典型的な問いの寄せ合わせになったら困りますけどね。

今までしっかりやってきた人にとっては、自分の学習方法の正当性に安心できますし、
学校主体で学習していた人は全体像の大切さがわかるでしょう。

設問は理解・実力判断のバロメーターです。

にもかかわらず、
学校はαが聞かれたらαの答えを書くというインコにでもできる問題ばかりで、自分の本当の実力どころか周りの本当の実力もわかりません。

また、昨年の配分や一昨年の資産の評価が学校視点であれば意外な問題扱いです。
けれど、「意外という人が意外」というのが本来の姿でしょうね。

まあ、そんな事を言いつつ、みんなの抑えているところも、しっかり押さえていきますよ。
これが私の受験スタイルになりそうです。

[6. モルモ]

でも、暮木先生はただでさえ底なしの知識ですから、Ｃ問題があったら相当趣のある問題が出来上がりそうですね。

ちなみに、私が今までで一番すごいと思った問題は、「貸借対照表はどうあるべきか3,000字以内で答えなさい」です。
ふざけんなって思ったわりに、やってて楽しかったし、そこらの学校の問題より実力が付いた気がします。

一般の学校では真似できませんが、こういう学習の効力は暮木先生にはおわかり頂けると思います。

最後になりますが、
８月から色々と先生の影響も受けて今までやってきました。
今回もですが、不満を言ったりしてすいません。
たぶん、事あるごとに不満言ってます（笑）
不満と改善は表裏一体の関係。
ほとんどの受験生は受験財表理論に不満を持ってます。
けれど、先生には是非とも財表受験界を動かして欲しいと思ってます。

簿記論にもいずれその波がくるかもしれません。
いえ、簿記論にも去年からきています。理論がわからないと計算ができない問題も今後は増えるかもしれません。
そういう時に暮木流を浸透させてください。

私はあと１ヶ月追い込んで、今年必ず簿財受かってみせます！
ありがとうございました。

[7. ごち]

こんにちわ

某O学校に通っていますが、自己株と税効果はランクがCランクですが、先生はなぜ出題予想にお上げになられたのですか？

[8. 暮木孝司]

モルモさん、こんにちは。

問題については、確かにおっしゃるとおりかもしれないですね。
少し頑張ってみようかしら。

今年は特に財表の理論に特化した感じでしたがおっしゃるように簿記論（や実は他の税法）の学習についてもかなりの違和感を持ってはいます。
誰も異論のないハズの財表理論でもらこんな状況だと思うとあるべき姿だけを言っていても難しいのかなというのは感じます。

ちょっと色々と考えますね。
有り難うございました。

ラスト１月、簿財合格めざして頑張ってください！

[9. 暮木孝司]

ごちさん、こんにちは。

ランク表示は、問題の中の設問ごとのものですね。
難易度（A＝易、C＝難）だと思ってください。

出題の根拠は、コースにも書きましたが前回からの間隔と重要性ですね。
自己株は１５年、資本と利益は１９年ですから、十分にあり得ると予想しています。
税効果は大問としては未出題ですので、可能性ありだと思っています。

[10. つっつ]

会計人コース8月号、入手いたしました。
先生がおっしゃるとおり横断感満点で感動しております。

そこで、第三問　税効果会計の２(2)で質問がございます。

この問題の回答では「基準」の対応と費用収益対応の原則の対応は異なるとなっておりますが、
「対応の対象がそれぞれ異なるものの、
収益もしくは税引前当期純利益にそれぞれ対応することにより、期間損益計算を適正に行おうとする観点からは同じ意味を持つと考えられる。」
という回答はあり得るでしょうか？

[11. つっつ]

↑↑↑
評価が一つになっていましたm(__)m

もちろん五つのまちがいです。

[12. 暮木孝司]

つっつさん、こんばんは。
会計人コースご覧いただき有り難うございます。
作った甲斐がありました。

とてもいい解答ですね。
費用収益対応の原則の本質をよく捉えていると思います。
合理的な期間損益計算を行うことが命といってもいいですよね。

もっとも費用収益対応の原則は、一般的な理解、また、字義からしても、企業会計原則の規定（損益計算書原則一Ａや一Ｃ）からしても「費用」と「収益」との対応関係を想定したものと考えてよいかと思います。
むしろ、形式的な理由に近くて申し訳ないのですが、想定は該当しないという解答ですね。

でもとても素晴らしい解答で、私が実際に出題していたら事後に解答をみて点数を与えることを検討するかもしれません。
学習の方向性として大変結構だと思います。
いい意味での別解、有り難うございました。

[13. つっつ]

暮木先生、
早速ご回答いただきありがとうございました。