会計人コース10月号」の『戦略的「簿・財」学習ナビ』は読んでいただけたでしょうか?

簿・財同時合格をめざすというのが本テーマですが、いわば隠された裏テーマがあります。
それは「問題演習を通じて会計基準を読む」ことです。

税理士試験の簿財の学習でかねてから疑問だったのが会計基準、そして理論の学習方法でした。

簿記の計算(仕訳)等に関しては、3・2級の学習からさんざん個別問題や総合問題を解いています。

しかし、会計基準や理論の学習となると急に基準や解答の文章を丸覚え。

これは何かが変です。

むろんそれを貫けは合格できないことはありません。

しかし、本来、資格試験といえどもそんな我慢くらべなんでしょうか。

私はそうは思いません。

では何がどうおかしいのでしょうか。



私が思う学習に足りないものがあるとするとそれは小さな演習です。

計算ではさんざん解いた小さな問題が基準や理論にはないんです。

その穴を埋めるという意味が連載にはあります。

ぜひ連載の問題を解答用紙に実際に書いてみてください。

小さな問題をたくさん書いてみることが大事だと思います。

解答用紙は会計人コースのホームページからダウンロードできます。

会計人コース


そしてその後に法規集や基本書を使って、ゆっくりとマーカーをしたりしながら確認してみてください。

そんな学習を想定しています。

今号は、金融商品会計基準(有価証券)をとりあげています。

問題を解き、確認をした後に金融商品会計基準をゆっくり読んでみてください。

これまでよりずっと読みやすくなっているハズです。

そんな形で演習から会計基準にアプローチし、それが基本書の理解を補足する形でつながっていく。

そんな理解を目指しましょう。