財務会計講義、読んでますか?

基本書の通読と精読は続いてますでしょうか。

なかなか面白いと思えるまでには時間がかかると思います。

でも、面白いと思えたら「勝ち」です。

何が勝ちかは微妙ですが、たぶん理論に関して、本当に負けません(誰に?)。

そのための土台づくりはちょっと大変ですが、コツコツとがんばりましょう!


さて、今回は、企業実体の公準についてです。


(1)企業実体の公準

【試験との関連】

・企業実体の公準とは何か

・会計主体論とは何か

・資本主理論と企業主体理論とは何か

会計の計算は企業実体を対象として行うという命題が「企業実体の公準」であり、「会計単位の公準」とも呼ばれます。

一般的には、法的な実体(会社単位)と一致することが多く、企業グループを一つの企業実体として連結財務諸表を作成することもあります。


会計上の判断や財務諸表の作成を出資者との関係でどのように行うかの領域を「会計主体論」といいます。

企業は出資者の集合体であるとみて、出資者の観点から判断を行うとするのが「資本主理論」です。

出資者は企業の利害関係集団の一つにすぎず、出資者とは別個の独立した存在であるとみて、企業自体の観点から会計上の判断や財務諸表の作成を行うとするのが「企業主体理論」です。

現行の企業会計は、出資者とは区別された企業実体を対象としていますが(企業実体の公準)、会計上の判断は株主の観点から行われ、利益や資本は株主に帰属する金額が財務諸表に表示されています(資本主理論)。


【キーワード】

・企業実体の公準、会計主体論、資本主理論、企業主体理論



財務会計講義を読もう!<目次>