財務会計講義、読んでますか?

簿記の章もいよいよ大詰め。

とはいうものの大事です。

財表的に出題がないとしてもとても重要です。

しっかりと読みましょう。

この損益法と財産法の話が実感できるかが、包括利益の理解につながると思います。


今回は、損益法と財産法についてです。


第3節 利益計算と財務諸表

1 損益法と財産法

【試験との関連】

直接的な出題は考えにくいかもしれませんが、基礎的知識として極めて重要です。


【ポイント】

・損益法とは何か?

・財産法とは何か・

・収益費用観とは何か?

・資産負債観とは何か?

財務報告事項で最も大事なのは利益額です。

この利益額の計算方法には、損益法と財産法があります。

損益法は、収益と費用の差額で利益額を計算する方法です。

損益法によれば、利益の発生源泉を明らかにできます。

財産法は、期首と期末の資本の増殖分(期末資本−期首資本)を利益額とする方法です。

財産法では、純財産の裏付けをもった利益額が計算できますが、利益の発生源泉を明らかにできません。

利益の発生源泉を明らかにし、財産的な裏付けを持った利益を伴った利益額を算定するには両アプローチが必要です。


損益法の基礎は、収益・費用に置かれ、財産法の基礎は資産負債におかれます。

収益・費用と資産・負債のいずれをより基本的で重要な概念とみるかには二つの考え方があります。

収益費用観は、収益と費用が中心概念とみる考え方です。

資産負債観は、資産と負債が中心概念とみる考え方です。

収益費用観をとったときの貸借対照表は収支の未解決項目の集計表と位置づけられ、資産負債観による資産は経済的資源、負債は資産を引き渡す義務に限定されます。


【キーワード】

・損益法、財産法、損益法等式、財産法等式、収益費用観、資産負債観



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