簿記論 平成２３年（第二問 問４）の出題

新株予約権を取得した側の会計処理に関する出題でした。

【コメントの募集】
この問題に関する感想等のコメントをいただければ、幸いです。

【具体的出題内容】

新株予約権の取得者側の取扱いを問う出題です。

具体的には、新株予約権を売買目的有価証券、その他有価証券として保有する場合の権利行使日の仕訳が出題されました。

【感想】
新株予約権の取得者側の取扱いは、やや習熟が低い部分かもしれません。

個別などで補強がはかれていたかが勝負といえるかもしれません。

Comments

[1. mikity60]

公認会計士受験生が簿記論を結構受験して合格しているというのを知り、会計士試験の市販問題集を買って勉強していたのですが、新株予約権の取得者側の処理や自己株式の無償取得などが普通に出ていました。
おそらく自分もそれをやっていなければなかなか目にしない論点でした。

[2. 暮木孝司]

会計士試験用の問題の方が論点が広く押さえられているかもしれません。
その分、大変ですが。
もしかすると傾向的にもさらに似ていくのかもしれないので、会計士試験向きのものも今後は有用かもしれないですね。

[3. lotus1979]

この問題。信じられないミスで落としました。払込金額総額にさらに200株を掛けてしまうというミス。
自分の注意力の欠乏に愕然です…
仕訳がわかる!…と思った瞬間に気が緩んだのでしょう。
このミスは痛恨でした。

[4. トシ]

某掲示板でも話題になってますが、問題には、新株予約権を行使して取得した株式について売買目的、その他有価証券の科目していがあるように読み取れるのですが、やはり行使した新株予約権についてもその科目を使うべきでしょうか？出題者は取得した株式と新株予約権を区別するために科目指定したのだと解釈したので、新株予約権については有価証券、投資有価証券勘定をつかってしまいました。これについてはどのようにお考えでしょうか？

[5. pass]

売買目的有価証券として取得の場合の、有価証券評価損益を売買目的有価証券売却益としてしまいました。売却損益では不正解でしょうか？

[6. 暮木孝司]

lotus1979さんへ

うん、これはできないより痛いですね。
残念ですね（って、私もそういうミスが多いので気をつけないといけないです）。

[7. 暮木孝司]

トシさんへ

うーん、科目の使い方としてはどちらかの系列ということではないかと思います。
有価証券・投資有価証券と売買目的有価証券・その他有価証券が混在するのはどうかと思います。
科目指定がありますので、それを使っていくことになるのではないでしょうか。

[8. 暮木孝司]

passさんへ

うーん、運用損益なら大丈夫だと思うんですが、売却損益はたぶんだめじゃないかと思います。
権利行使そのものが売却とは言いにくいという理由ですが、実際の採点はちょっとわからないですね。

[9. ゆっき]

私は売買目的有価証券評価損益の部分を有価証券評価益としてしまいました。
これは、どうなるのでしょうか？

[10. 暮木孝司]

ゆっきさんへ

有価証券評価益は大丈夫だと思います。

[11. リン]

先生、自分の答案ハッキリ覚えてないですが、もしかしたら無償取得の仕訳を費用0/予約権0と書いたかもしれません。とりあえずバツとしましたが、バツと言えますかね？こう書いてなかった可能性もありますが、覚えてない。。。

[12. 暮木孝司]

リンさん、こんばんは。

うーん。ちょっと初めてみた気がします。
でも、私は買いますね（って、私が買ってもですが）。

ニュアンスは分かっているということを見てくれる可能性もないとはいえないといったあたりではないかと思います（って、微妙ですいません）。

[13. リン]

こんばんは、先生。
実は授業の時に、わかりやすくするために、もし理解できなければ、このような仕訳を切ったとみなしてもいいって教えられた記憶があります。あまり仕訳が聞かれないから、このような仕訳の考え方もいいと思ってこのまま覚えちゃいました。。。
採点の先生も暮木シェンシェンのように買ってくれるといいですね。。。そう祈ります。。。

[14. 暮木孝司]

リンさん、こんばんは。

なるほど、そういう経緯だったんですね。
何とか配慮してくれるといいのですが（こればっかりはわかりません）。