税理士試験　簿記論　講師日記

税理士試験簿記論、財務諸表論、簿記検定の問題、学習方法等をアドバイス。

2011年06月13日09:00

カテゴリ: 講師も教えて欲しい

講師だって教えて欲しい！！（問題への下書き＆計算用紙の使い方）

今日は、試験間際でもうそれほど変化がないのではと思える下書き＆計算用紙の使い方についてです。

私自身が行なっている方法は、このブログにもたくさん書いてありますが、皆さんが行なっている方法や工夫を教えていただければ幸いです。

（１）集計はどのように行なうか？

（２）その際に工夫があるか？

（３）計算用紙へのメモ書の工夫

ご協力のほどよろしくお願いいたします。

コメント一覧 (22)

- 1. macky
- 2011年06月13日 14:55
- お疲れ様です。
  ブログに財表の仮計算を
  少し書いて見ました。
  講師に添削して頂きたいと
  思います。
  
  教えたくないのですが、
  P/Lの答案用紙空欄がいくつ
  あるか数えて、仮計算用紙に
  書いてます。
  
  営業外損益がいくつといくつ、
  特別項目がいくつといくつ。
  
  によって、決算整理の段階で、
  どこに振り分けるのか
  分かりやすくなります。
  
  理解できますかねｗ
- 2. tshunsk
- 2011年06月13日 18:00
- 簿記論受験生です。
  私は、問題に書き込んで終わるものはガンガン書き込んで、それじゃ間に合わないものは計算用紙を使うというスタイルなので、問題によってまちまちですが、退職給付引当金についての私の工夫を書きます。
  
  まず、計算用紙に期首の退職給付引当金、退職給付債務、年金資産と遅延認識する差異をBOXで書きます。そしてその右に「年金資産」「退職給付債務」「退職給付費用」の期中の動きをメモできるスペースを作ります。
  
  期中の動きは、基本的にはこの３つのスペースのいずれかに１つの取引に対して２ヶ所（＋or△）のメモがされていくはずです。
  　ex.勤務費用100なら、「退職給付債務+100」「退職給付費用+100」とメモがされます。
  
  例外が「掛金拠出」や「年金の支払」など、退職給付引当金が減額される取引ですが.
  例えば、掛金拠出であれば、これはBOX図の退職給付引当金の欄のそばに「△10,000」などのようにようにメモ書きし、年金資産のスペースに「＋10,000」と書きます。
  
  ポイントはセットでメモをすることです。こうしてやっていけば、すべての取引をメモし終わったら、その数字を集計すれば、期首に見積もった年金資産、退職給付債務、そして退職給付費用の数字が算出できます。
  
  当期分の「数理計算上の差異」については、当期から費用計上する必要がある場合は、この見積額と実際額を比較して、期末に計上するべき退職給付費用を算出にしますし、「数理計算上の差異は発生の翌期から」と指示がある場合は、期末の比較はなしで終了です。
  
  ちなみに、退職給付引当金の期末残高は、上記で算出して退職給付費用と退職給付引当金の金額を足せば算出できます。
  
  図で書いて見せられれば一発なんですが、字で書くと伝わりずらいですねw
- 3. 暮木孝司
- 2011年06月13日 21:46
- mackyさん、こんばんは。
  
  教えたくないことまでありがとうございます（笑）。
  営業外と特別の空欄を先に数えておくんですね。
  わかります。
  
  私は解答用紙にいけるものはガンガンいってしまうタイプです。
  添削できるほど、仮計算の蓄積がないですが、ガンガンいって死亡したらそこは引いてみるというのもトータルではスピードにつながったかなとは思います。
  mackyさんは完全仮計算との中間くらいでしょうか。
  
  まだ試験まで時間がありますので、仮計算により磨きをかけて、また、ぜひ工夫、教えてください。
  ご協力、どうもありがとうございました！
- 4. 暮木孝司
- 2011年06月13日 22:14
- tshunskさん、どうもありがとうございます！
  
  問題ガンガン派ですね。
  私もそうですね（しかも解答にもガンガンいきます）。
  
  退職給付は出題の難易度にもよりますが、最近の模試等の問題も以前より難易度が上がってるので工夫が必要ですね。
  退職給付債務と年金資産をきっちりわける点と未認識差異の取扱いがポイントなんでしょうね。
  とっても参考になります。
  
  ご協力、どうもありがとうございました！！
- 5. なおゆう
- 2011年06月13日 23:38
- 先生こんばんは
  ご無沙汰しております。
  今年は結局、消費税法にしぼって受験します。
  昨年の簿記論、結果としては合格しましたが、こんな怖い試験を受けるのは本当に嫌だ！！と思い、逃げ出す寸前でした。そんなところに震災などもあり、モチベーションがなかなか上がりませんでした。でも、５月の答練期に入りようやくエンジンがかかり始めました。今は順調です。
  さて簿記論のメモは私も”ガンガン派”で①解答用紙に直接書けるところは書く②売掛金などの動きのある科目は試算表に増減を記入③為替差損益は必ずT字で集計、こんな感じでした。
  あと、メモではないですが、簿記論は最初に全体をざーっと眺めて、絶対に解けるところを探して、少し時間をかけてもいいからきっちりと回答を出して自信をつけるようにしていました。
  あと２ヶ月きりましたが、最後までがんばります！
- 6. ゆうき
- 2011年06月14日 09:07
- こんにちは
  
  私は、オール仕訳派です
  仕訳で始まり仕訳で終わると思っていますので
  
  あと中途半端に問題に書き込めるのは書き込むと、途中で集計拾い落としなんかでよくミスしたことが簿記論受験の時あったことから、手間ではありますが仕訳を切ることが一番ミスが少ないですね。
  
  ただ、
  ただ、
  問題最後あたりの一発で出るその他事項なんかは仕訳なければ、回答用紙へなんてことも、うまくやっています。
- 7. panchan1014
- 2011年06月14日 11:19
- こんにちは
  
  4月から解答用紙にガンガン派になりました。
  
  ただ、書くときに後から書き直せるように小さめの字で書きます。
- 8. ともろ
- 2011年06月14日 15:40
- 計算用紙に書くボックス図について
  ボックス図（というか四角い図）は、良し悪しですね。
  簿記論では最初退職給付の計算にこれを使っていたところ、前払年金費用が出る場合に使えないことが分かりました。
  今、財表の法人税と事業税の計算に、2つのボックスを書いていますが、この方法が功を奏さないこともあり、また逆に時間がかかることもあり、どうにかならないもんかと思索中です。
  逆に製造原価の計算のときにはいまだに重宝しています。
  計算用紙の使い方とはあまり関連がないかもしれませんが・・。
- 9. tshunsk
- 2011年06月14日 16:16
- ＞ともろさん
  上で、退職給付について書き込んだ武内です。
  
  前払年金費用が発生する場合は、BOX図の左下の退職給付引当金の金額が「△100」のような負の値になると思いますが、私はこれはこのままで、「あっ前払だ」と認識することで解決するようにしています。
  
  数理計算上の差異が、プラスの差異になる場合も同じようなやり方です。
  
  BOX図はあくまで頭の中を整理するためのメモなので、自分の中でさえ整合性が取れていればOKだと考えています。
- 10. 暮木孝司
- 2011年06月14日 22:07
- ゆうきさん、こんばんは。
  
  オール仕訳（一部直書き）ですね。
  確かに正確性は一番高いかもしれないですね。
  あとはスピードとの兼ね合いかもしれません。
  オール仕訳でも結構、スピードのある方もいらっしゃるようです。
  ホントにいろんなやり方がありますよね。
  参考になりました。
  どうもありがとうございます！
- 11. 暮木孝司
- 2011年06月14日 22:33
- panchan1014さん、こんばんは。
  
  ガンガン派への転向ですね。
  問題の余白にメモするにしろ、解答に書くにしても少し小さめというのはポイントですね。
  ご意見、どうもありがとうございました！
- 12. チャンドラー
- 2011年06月14日 23:11
- 会計人コースに取り上げられるんですかね
  楽しみにしております
  
  最近、講師から教わったメモの方法は、処理が終ったら前ＴＢの該当項目にチェックマークを付けること。
  これで集計漏れが防げると思います。
  皆さん、やられてますかね？
- 13. 暮木孝司
- 2011年06月14日 23:17
- ともろさん、tshunskさん、こんばんは。
  
  いや、私は実際に解くときには、実は余り図を書かないんですが、ベースになる図等があって、それを自分でやりやすいように改変していく方が、実践的にも強いということかもしれませんね。
  あっ、理解用の図は別ですが。
  
  でも、自分のやっていることとベースが同じでちょっと違ってる話を聞くと、これをお読みになっている方も参考になるのではないかと思います。
  どうもありがとうございました！
- 14. 暮木孝司
- 2011年06月14日 23:24
- チャンドラーさんへ
  
  具体的にこう取り上げると決まっているわけではないのですが、いろんなやり方を想定しておかないとと思いまして。
  また、具体的な企画等でお聞きすることもあるかもしれませんので、その際は、ご協力のほど、よろしくお願い致します。
  
  処理済項目を前Ｔ／Ｂにマークするんですね。
  参考になります。
  どうもありがとうございました！
- 15. ともろ
- 2011年06月15日 11:50
- tshunskさん、
  そうなんです。頭の中を整理すべきものなんですよね。
  私の場合、Box図を描くと逆に、頭が働かなくなることがあります。同じ作業を繰り返すので、その間脳が思考を停止してしまうというか。で、Box図がいつもどおり使えないときにパニックを起こしたり、そのときに初めて思考を始めるので時間をロスしたり。
  法人税等の計算にしても、何をしているかというと、法人税等を集計しながら租税公課と法人税等に分け、さらに未払法人税等を算定しているだけなんですよね。
  早くBox図を卒業したいんですが、問題に当たる量が相対的に少なく、脱出できません。
  試験前にどうにかせねば！
- 16. 暮木孝司
- 2011年06月16日 00:06
- ともろさんへ
  
  退職給付は人によって随分やり方も違うようなのでなんともいえないのですが、法人税関連は、直に電卓もありなのかなと思います。
  資料の出方や外形標準の有無などでちょっと気を使いますが、慣れると直に電卓もいけるかなと思います。
  答練の該当箇所だけを３問分×２回ずつくらいとかやってみるといいかもしれないですね（それでも混乱等しそうなら元に戻すという感じでいいのかなあと思います）。
- 17. ともろ
- 2011年06月17日 10:47
- ありがとうございます。問題によっていくつかパターンがあるみたいなので、間違いを恐れずまずは直に電卓でやってみます。
  財表は簿記論ほど計算問題が充実していないですよね。（これってウチの学校だけ？）簿記論で取り上げないところだけかいつまんでいるというか。で、気づいたのは例えば簿記論で出てこない修正受渡日基準。簿記論なら仕訳から入るのですぐに頭に入るところが、まだ頭に入っていませんでした。意識して入れておかねばと思います。
  なんか長くなってしまってすいません！
- 18. 暮木孝司
- 2011年06月17日 22:13
- ともろさん、こんばんは。
  
  割と出方がマチマチなんですよね。
  
  １００（年間）－４０（中間）＝６０（納付額）
  
  基本は、年間の金額が法人税、住民税及び事業税（法人・住民・事業の外形以外）か、租税公課（事業の外形）になって、納付額が未払法人税等（こっちは外形込み）ですね。
  年間の金額や納付額（確定納付額）の言い方がちょっと違っていることもありますが、基本は、３つのうちの２つは資料で必ずわかると思います。
  年間の金額がでていなければ、中間と未納を足せばいいですし、未納額が出ていなければ、年間から中間を引く感じでしょうか。
  これまでにやった問題で直に電卓を入れてみるといいかもしれないですね。
  
  修正受渡日基準は、期中は受渡日基準でやっておいて、決算で差額（評価損益や評価差額金）だけを約定日基準と同じ結果に直す方法ですね。
  そのことを意識して決算での修正処理をながめてみるといいかもしれません。
  
  って、私が長くなっておりますが。
  何かもうちょっと早くできてもいいんじゃね、とか思ってらっしゃる項目等ありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね。
  私も参考になりますので。
  よろしくお願いします！
- 19. ともろ
- 2011年06月21日 13:35
- ありがとうございます！
  まずは法人税住民税事業税、租税公課、未払法人税等の各科目の性質を、感覚として頭に刷り込んでおく必要がありますね。そうすればどんな問題が出ても対処できますもんね。
  今、ボックス図を書かずに解く練習をしています。まだ自信はないのですが、試験までにはものにすべく、がんばります。
  修正受渡日基準は、これこそ問題に接する機会が少ないんですが、圧縮積立金と同様、仕訳を書くようなつもりでやります。（とはいえ、圧縮積立金より全然簡単ですよね。たぶん）
  頑張ります
- 20. 暮木孝司
- 2011年06月21日 21:32
- ともろさん、こんばんは。
  
  法人税等はちょっと記事にしてみましたので、よろしかったらご参照ください。
  修正受渡日基準は、圧縮記帳よりも簡単だと思います。
  一度、簡単に納得してからだと処理も入りやすいかもしれないですね。
  こちらも後日、記事にしたいと思いますので、テキスト等と合わせてご参照いただければ幸いです。
  いよいよ、あと１月と１０日。
  はりきってまいりましょうね！
- 21. shot
- 2012年07月05日 10:43
- 先生、こんにちは。
  
  この時期からでもいろいろ役立ちそうな意見がありますね。
  
  私の場合、財表なのですが、試算表に直接記入します。
  
  為替差損益、その他有価証券評価差額、などに関してはＴ勘定と決めています。
  
  あと、投資有価証券や関係会社株式のＢ/Ｓ値は決まった色でマ－クしておきます。他の方はあまりやってないみたいで恥ずかしいのですが、これで集計ミスが減ればいいかなと思ってます。
  
  残り、一ヶ月ありませんが、合格の為に最後まで全力でがんばります！（すいません、ここで決意表明です。）
- 22. 暮木孝司
- 2012年07月05日 11:35
- shotさん、こんにちは。
  
  色んなやり方がありますね。
  その中からよさ気なものをチョイスするのがよいかもしれません。
  
  色もいいですよね（って、私はやってませんでしたが）。
  実際に効果があれば（感じられれば）それが一番いい方法だと思います！
  
  いよいよラスト１月ですね。
  合格への決意表明確かに賜りました。
  合格の御報告も楽しみにお待ちしております。
  最後の最後まであきらめず、頑張ってください！