今月末から大型の連休を控えている方もいらっしゃるでしょう。

受験までにまとまった時間をとれる最後の機会かもしれません。

まとまった時間がとれる方の学習について考えてみました。
(1)何をしようか決まっている方

それをしてください。

自ら何をすべきか考え、それをクリアしていく中で力もついていくでしょう。

それでいいです。




(2)何をすべきか迷っている方

これまでの項目(模試での初出を除く)であきらかな苦手項目がある方は、その克服のチャンスです。

苦手項目の克服には、同じ項目の「まとめどき」が効果的です。

苦手項目を個別・総合、基礎的・応用的ひっくるめて短期間で集中的に解いてみてください。

ダメだった問題を白紙から最終値まで解く。

この場合には、解き方の手順を追う感じではなく、自分の知識で問題を解く。

そんな感じで問題と接するとよいと思います。




(3)何をしてよいかわからない方

いくつか考えてみました。


その1(総合問題を解く)

とりあえず、オーソドックスな総合問題を2〜3題白紙から最終値(又はその一歩手前)まで解いてみるというのはどうでしょうか?

あまりレベルの高い問題でない方がよいです。

最終値は合わなかったけど解説をみてわかったから次の問題、を繰り返していませんか?

最終値が合わなかったら白紙から数題でかまいませんので最終値をあわせる練習をしてみてください。

1個でも間違えたら日を置いてはじめから。

ケアレスも同じく、合うまで何度でも解く。

何度でもです。



その2(個別問題を解く)

基礎的な個別問題を数十題選んで、やはり最終値まで解いてみてください。

答えが合わなかったら次の問題はダメです。

必ずできなかったことをメモして、日を置いて合うまでやりなおす。

壊滅的にできない問題は、直後の解きなおしもアリでしょう。

一度解いた問題の解説を見るのはやめましょう。

一度解いた問題なら解説をみなくても自分の知識で解けるハズです。

ダメなら問題の解説ではなく、テキストや例題レベルに戻る。

それが必要です。





合格に必要なのは、とびぬけた能力や尋常でないほどの努力ではありません。

ちょっとのやる気とちょっとのやり方の工夫だと思います。

やる気の維持には、自分にとってちょっとだけハードルが高いくらいの問題を解くのがいいです。

あまり難しい問題をうんうん唸って解く必要はありません。

その機会は、初見の問題の答練にまかせましょう(でも、ある程度の回数は必ず必要です)。

やり方の工夫は、もちろん人のやり方を参考にするのはいいのですが、基本は自分のやり方の微調整です。

他人のやり方や考え方をただ単に横滑りさせて持ってきてもよい結果につながらない場合も多いと思います。


まだ試験まで時間があります。

この間のやり方しだいでまだまだ驚くほど伸びます。

その礎を連休中にぜひつくってみてください。

おっし、がんばるぞー(←あんたかい)。