概念フレームワーク、読んでますか?

今回は、契約の部分的な履行に着目した費用の測定についてです。
(1)契約の部分的な履行に着目した費用の測定

契約の部分的な履行に着目した費用の測定については、経過勘定項目を想定しましょう。

未払費用や前払費用です。

経過勘定項目という場合は、貸借対照表項目を指しますが、この契約の部分的な履行に着目した費用の測定は、費用に着目した記述になっています。



(2)具体例

例えば、支払地代は、土地を継続的に相手から借りるケースで生じます。

契約は、一定期間、土地を借りることであり、その部分的な履行は、土地を借りたことです。

契約期間全体の一部が経過しているという話ですね。

土地を借りたことに着目して費用を測定するわけです。

地代を支払うことが確実で土地を貸すのを継続していれば、対応する部分の費用を計上することになります。

いわゆる費用の見越です(未払費用)。



逆に先に代金を支払っているケースでも、当期に借りた分に見合う費用が計上されます。

費用の繰延です(前払費用)。


そうだ、会計基準を読もう!(契約の部分的な履行に着目した費用の認識は、経過勘定項目を考えましょう)



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