次のそれぞれについて、原則的な取扱いを答えなさい。

(1)株式交付費の処理

(2)増資があった場合の資本金計上額

(3)社債発行費の償却方法

(4)為替予約の処理方法


解答は、最下部にあります。



問題を解くことは重要ですが、ただ解き散らかしているだけではダメです。

しっかりと問題(内容)に接しているかの確認のために出題しました。

練習問題では、出しやすい項目(学習効果が高いと考えられる項目)が出題されます。

原則だと簡単すぎれば、例外的な取扱いが出題されることも多いでしょう。

逆に、原則で難しすぎれば、例外が出題の多くを占めたりします。

つまり、問題で何が出題されるかは、必ずしも内容とはリンクしていないのです。



原則、例外という関係は、内容に直結しています。

原則的な処理が多くは論理的でもあり、内容的にも自然です。

原則や例外といった位置づけは、理論だけではなく、計算テキスト(簿記論も)にも必ず記述されているハズ。

間違いの多かった方は普段の学習の際にもう少し内容に目を向ける必要があるといってよいでしょう。

本当の直前期にそれに気づいても手遅れの可能性があるので、その前に手が打てるようにしておきましょう。



【解答】

(1)費用(営業外費用)

(2)全額

(3)利息法

(4)独立処理


【解説】

(1)繰延資産の会計処理に関する当面の取扱い3(1)

(2)会社法445条1項

(3)繰延資産の会計処理に関する当面の取扱い3(2)

(4)外貨建取引等会計処理基準注7参照