財務諸表論受験予定の方で理論学習に苦労している方も少なくないでしょう。
やみくもに模範解答等を覚えても、必ずしも効果があがるとは限りません。
何を意識して財務諸表論の理論を学習すればよいのか。
昨年の出題を例に考えてみました。
やみくもに模範解答等を覚えても、必ずしも効果があがるとは限りません。
何を意識して財務諸表論の理論を学習すればよいのか。
昨年の出題を例に考えてみました。
出題は、例年どおりの2問。
資産の評価と引当金に関する出題です。
今回は、具体的な内容ではなく、「何が問われているか」を考えてみました。
最近の出題は、短い「問」からなっているケースが多く、この点は昨年も同じです。
問題を短い「問」に区切って、何が問われているかを実際に確認してみましょう。
みなさんもぜひ実際の過去問の問われている箇所にマーカーを入れてみてください。
ビックリするくらい何が問われているかがわかると思います。
要領はこんな感じです。
たとえば、第一問の1では、文章中の穴埋め箇所の「語句」が問われています。
「語句」だけにマーカーをします。
第二問の2は「根拠」が問われています。
「根拠」だけにマーカーをします。
要は、内容をムシして、何が問われているかだけに注目するわけです。
ちょっと実際にやってみましょう(かっこ内はその後の展開で必要な補足です)。
第一問 1 語句
第一問 2 根拠
第一問 3 問題点(他と比較して)
第一問 4(1)根拠
第一問 4(2)根拠
第一問 4(3)根拠
第二問 1(1)語句
第二問 1(2)意味
第二問 1(3)関係
第二問 1(4)根拠
第二問 1(5)目的
第二問 2 類似・相違点
第二問 3(1)根拠
第二問 3(2)見解(ある説の説明)
こうして並べてみると、あきらかに「根拠」を問う出題が多いことがわかります。
それだけでは何ですので、もう少し。
これをちょっと類型化してみましょう。
やや、大きいくくりですが、次の3つに分けてみます。
(1)何?(定義、内容、意味等)
(2)何故?(根拠、理由、目的)
(3)関係
必ずこうわけるという事ではありませんが、こんなラフなわけ方でだいたい入ってきます。
(1)何?(定義、内容、意味等)
第一問 1 語句
第二問 1(1)語句
第二問 1(2)意味
(2)何故?(根拠、理由、目的)
第一問 2 根拠
第一問 4(1)根拠
第一問 4(2)根拠
第一問 4(3)根拠
第二問 1(5)目的
第二問 3(1)根拠
第二問 1(4)根拠
第二問 3(2)見解(ある説の説明)
(3)関係
第一問 3 問題点(他と比較して)
第二問 1(3)関係
第二問 2 類似・相違点
ちょっといくつか微妙なのもありますが、おおむねこんな感じでしょうか。
対象が何であるか。
何故か。
他の対象とどんな関係にあるのか。
つまり、何、何故、関係が一つのちょっと大きなくくり(資産評価、引当金)の中で問われていることがわかります。
言い換えれば、普段の学習でも何、何故、関係を意識することが大事だろうことがわかるでしょう。
これは、学習としてそのようなスタイルが好ましいであろうと同時に実際の出題をクリアする意味でも極めて有効といってよいと思います。
もっとも、最後の関係は、難しいです。
というのも何かと何かの関係は、それぞれ「何」と「何故」がわかっていないとわからない場合が多いからです。
というわけで、普段の学習で心がけるべきことは、何、何故を中心に対象と似ている項目があったらそれとの関係をちょっと考えてみる。
そんな学習スタイルであることがわかります。
皆さんも実際の学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
資産の評価と引当金に関する出題です。
今回は、具体的な内容ではなく、「何が問われているか」を考えてみました。
最近の出題は、短い「問」からなっているケースが多く、この点は昨年も同じです。
問題を短い「問」に区切って、何が問われているかを実際に確認してみましょう。
みなさんもぜひ実際の過去問の問われている箇所にマーカーを入れてみてください。
ビックリするくらい何が問われているかがわかると思います。
要領はこんな感じです。
たとえば、第一問の1では、文章中の穴埋め箇所の「語句」が問われています。
「語句」だけにマーカーをします。
第二問の2は「根拠」が問われています。
「根拠」だけにマーカーをします。
要は、内容をムシして、何が問われているかだけに注目するわけです。
ちょっと実際にやってみましょう(かっこ内はその後の展開で必要な補足です)。
第一問 1 語句
第一問 2 根拠
第一問 3 問題点(他と比較して)
第一問 4(1)根拠
第一問 4(2)根拠
第一問 4(3)根拠
第二問 1(1)語句
第二問 1(2)意味
第二問 1(3)関係
第二問 1(4)根拠
第二問 1(5)目的
第二問 2 類似・相違点
第二問 3(1)根拠
第二問 3(2)見解(ある説の説明)
こうして並べてみると、あきらかに「根拠」を問う出題が多いことがわかります。
それだけでは何ですので、もう少し。
これをちょっと類型化してみましょう。
やや、大きいくくりですが、次の3つに分けてみます。
(1)何?(定義、内容、意味等)
(2)何故?(根拠、理由、目的)
(3)関係
必ずこうわけるという事ではありませんが、こんなラフなわけ方でだいたい入ってきます。
(1)何?(定義、内容、意味等)
第一問 1 語句
第二問 1(1)語句
第二問 1(2)意味
(2)何故?(根拠、理由、目的)
第一問 2 根拠
第一問 4(1)根拠
第一問 4(2)根拠
第一問 4(3)根拠
第二問 1(5)目的
第二問 3(1)根拠
第二問 1(4)根拠
第二問 3(2)見解(ある説の説明)
(3)関係
第一問 3 問題点(他と比較して)
第二問 1(3)関係
第二問 2 類似・相違点
ちょっといくつか微妙なのもありますが、おおむねこんな感じでしょうか。
対象が何であるか。
何故か。
他の対象とどんな関係にあるのか。
つまり、何、何故、関係が一つのちょっと大きなくくり(資産評価、引当金)の中で問われていることがわかります。
言い換えれば、普段の学習でも何、何故、関係を意識することが大事だろうことがわかるでしょう。
これは、学習としてそのようなスタイルが好ましいであろうと同時に実際の出題をクリアする意味でも極めて有効といってよいと思います。
もっとも、最後の関係は、難しいです。
というのも何かと何かの関係は、それぞれ「何」と「何故」がわかっていないとわからない場合が多いからです。
というわけで、普段の学習で心がけるべきことは、何、何故を中心に対象と似ている項目があったらそれとの関係をちょっと考えてみる。
そんな学習スタイルであることがわかります。
皆さんも実際の学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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