概念フレームワーク、読んでますか?

今回は、「市場価格を推定するための割引価値」についてです。
市場価格を推定するための割引価値は、将来CF(市場平均)を割引率(市場平均)で割り引いた測定値です。

将来CFも、割引率も「市場平均」というのがポイントでしょう。

いずれも測定時点(←ポイント)の市場平均で割り引くと「時価」に近いんですね。



市場が区別されない場合の市場価格は、需要と供給が一致した価格として市場で形成されます。

市場の参加者は、取引対象となる資産から得られる将来CFと割引率を予想して売買の金額を決めます。

その平均が市場価格です。

市場価格で測定すべきだけどこれがない。

そんなときはこれを推定するしかありません。

そのときの測定値が割引現在価値です。



たとえば、デリバティブなんかでも先物取引は、市場取引ですが、先渡取引は相対取引(1対1の取引)です。

そもそも市場がないですから、市場価格もありません。

市場価格を推定するしかありません。

そんなケースで利用されます。


そうだ、会計基準を読もう!(これはそれほど出てこないかも)



会計基準を読もう!!<目次>