概念フレームワーク、読んでますか?
今回は、市場が区別される場合の測定値の意味についてです。
今回は、市場が区別される場合の測定値の意味についてです。
(1)市場の意味
購買市場と売却市場とが区別されない場合の市場の典型は、株式市場です。
プロが買っても、素人が買っても同じ値段で取引される。
そんな市場が想定できるでしょうか。
まあ、現実には、手数料が食い違いますが。
会計から離れたごく一般的に使われる「時価」がこの意味での市場価格を指していることも多いでしょう。
(2)市場価格の意味
市場が一つであれば「売値」も「買値」も一緒です。
このときの市場価格は、「売却(清算)金額」、または、「再取得金額」を意味します。
売値も買値も一緒という前提なので、売却金額と再取得金額は同じです。
この意味での市場価格で評価する資産としては、売買目的有価証券があります。
売買目的有価証券以外の有価証券について減損処理を行う場合もこの意味での市場価格が意味を持ちます。
(3)市場価格が意味を持たない場合
市場価格が意味を持たないのが使用目的で保有している固定資産なんかです。
通常は、使用目的で保有している固定資産について、市場価格(時価)が変動してもそれは、特に意味を持ちません。
住んでいる自宅の時価が上がっても下がってもそんなに気にならないですよね。
固定資産については、減価償却を行い、未償却残高で測定されます。
(4)市場価格の変動額の意味
市場価格は、市場で株式等を売り買いする人の間で成立します。
その予想のいわば平均値が市場価格です。
市場価格が動けば、売買目的有価証券なんかは、変動額が損益として把握されます。
(5)無償取得資産の場合
一般的には、原価は、取得時の時価(市場価格)です。
取得資産のはじめの測定は、支出額でなされるのが一般的です。
無償(低額譲渡)の場合は、市場価格で取得資産が測定されることもあります。
そうだ、会計基準を読もう!(市場が1個のケースでの市場価格の意味を考えておきましょう)
・会計基準を読もう!!<目次>
購買市場と売却市場とが区別されない場合の市場の典型は、株式市場です。
プロが買っても、素人が買っても同じ値段で取引される。
そんな市場が想定できるでしょうか。
まあ、現実には、手数料が食い違いますが。
会計から離れたごく一般的に使われる「時価」がこの意味での市場価格を指していることも多いでしょう。
(2)市場価格の意味
市場が一つであれば「売値」も「買値」も一緒です。
このときの市場価格は、「売却(清算)金額」、または、「再取得金額」を意味します。
売値も買値も一緒という前提なので、売却金額と再取得金額は同じです。
この意味での市場価格で評価する資産としては、売買目的有価証券があります。
売買目的有価証券以外の有価証券について減損処理を行う場合もこの意味での市場価格が意味を持ちます。
(3)市場価格が意味を持たない場合
市場価格が意味を持たないのが使用目的で保有している固定資産なんかです。
通常は、使用目的で保有している固定資産について、市場価格(時価)が変動してもそれは、特に意味を持ちません。
住んでいる自宅の時価が上がっても下がってもそんなに気にならないですよね。
固定資産については、減価償却を行い、未償却残高で測定されます。
(4)市場価格の変動額の意味
市場価格は、市場で株式等を売り買いする人の間で成立します。
その予想のいわば平均値が市場価格です。
市場価格が動けば、売買目的有価証券なんかは、変動額が損益として把握されます。
(5)無償取得資産の場合
一般的には、原価は、取得時の時価(市場価格)です。
取得資産のはじめの測定は、支出額でなされるのが一般的です。
無償(低額譲渡)の場合は、市場価格で取得資産が測定されることもあります。
そうだ、会計基準を読もう!(市場が1個のケースでの市場価格の意味を考えておきましょう)
・会計基準を読もう!!<目次>
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。