概念フレームワーク、読んでますか?
今回は、取得原価という測定値の意味についてです。
今回は、取得原価という測定値の意味についてです。
取得原価(広義)には、「原始取得原価」と「未償却原価」があります。
「原始取得原価」は、投下した資金を意味します。
買った値段ですね。
「未償却原価」は、収益に賦課されていない額です。
賦課というのがわかりにくですが、まだ費用になってなくて、損益計算に含められてないと考えるとよいでしょうか。
要は償却した残りですね。
未償却原価の意味は、費用配分の原則を考えるとよいでしょう。
費用配分の原則は、取得原価を当期の費用と次期以後の費用(資産)に配分する考え方でした。
取得原価100円の備品を1年目に10円償却すれば、90円が翌期に繰り越されます。
100円が原始取得原価であり、90円が未償却原価です。
取得原価で資産を測定するのは、投資がそのまま継続しているのが前提です。
当初の投資の目的が固定資産の使用にある。
このケースでは、当初の投資の目的(使用)が変らなければ、その固定資産は取得原価(未償却原価)で評価されます。
費用の側面に注目すれば、未償却原価で資産が測定される場合は、投下資金の一部が計画的・規則的に費用として配分されます。
固定資産の場合の減価償却ですね。
また、未償却原価は、将来に回収されるべき投資の残高を表します。
当期に回収された(回収されたと考えられる)部分は、減価償却等によって費用化されます。
回収されていない(回収されるべき)部分が未償却原価です。
資産の測定というよりは、将来の費用を測定で大きな意味を持ちます。
資産が今いくらかというよりも、将来の収益に対応させるべき費用として測定すべきといった感じでしょうか。
なお、費用配分には、見積りが不可欠であり、この点の修正が行われることもあります。
そうだ、会計基準を読もう!(原始取得原価と未償却原価の意味を確認しておきましょう)
・会計基準を読もう!!<目次>
「原始取得原価」は、投下した資金を意味します。
買った値段ですね。
「未償却原価」は、収益に賦課されていない額です。
賦課というのがわかりにくですが、まだ費用になってなくて、損益計算に含められてないと考えるとよいでしょうか。
要は償却した残りですね。
未償却原価の意味は、費用配分の原則を考えるとよいでしょう。
費用配分の原則は、取得原価を当期の費用と次期以後の費用(資産)に配分する考え方でした。
取得原価100円の備品を1年目に10円償却すれば、90円が翌期に繰り越されます。
100円が原始取得原価であり、90円が未償却原価です。
取得原価で資産を測定するのは、投資がそのまま継続しているのが前提です。
当初の投資の目的が固定資産の使用にある。
このケースでは、当初の投資の目的(使用)が変らなければ、その固定資産は取得原価(未償却原価)で評価されます。
費用の側面に注目すれば、未償却原価で資産が測定される場合は、投下資金の一部が計画的・規則的に費用として配分されます。
固定資産の場合の減価償却ですね。
また、未償却原価は、将来に回収されるべき投資の残高を表します。
当期に回収された(回収されたと考えられる)部分は、減価償却等によって費用化されます。
回収されていない(回収されるべき)部分が未償却原価です。
資産の測定というよりは、将来の費用を測定で大きな意味を持ちます。
資産が今いくらかというよりも、将来の収益に対応させるべき費用として測定すべきといった感じでしょうか。
なお、費用配分には、見積りが不可欠であり、この点の修正が行われることもあります。
そうだ、会計基準を読もう!(原始取得原価と未償却原価の意味を確認しておきましょう)
・会計基準を読もう!!<目次>
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