概念フレームワーク、読んでますか。
今回は、もっとも基本的な特性である意思決定有用性の話です。
今回は、もっとも基本的な特性である意思決定有用性の話です。
財務報告の目的は、投資家の投資意思決定に役立つ情報を開示することにあります。
会計情報に求められるもっとも基本的な特性が「意思決定有用性」です。
概念フレームワークが何を目的とし、そして、会計情報に何が求められるのか。
まずは、目的(投資意思決定)と基本的特性(意思決定有用性)をしっかりと把握しましょう。
補足するとすれば、あくまでも将来キャッシュフロー等の予測を行うのは投資家である点でしょうか。
企業が行うのは、投資家に対してその予測の参考となる事実としての資料を提供することです。
その資料が会計情報です。
投資家→予想
経営者→事実の開示
質的特性は、次のような階層を構成しています。
上位特性:意思決定有用性
下位特性:支える特性(意思決定との関連性、信頼性)
必要 条件(内的整合性、比較可能性)
各特性の意味を簡単にみてみましょう(詳細は改めて)。
「意思決定との関連性」は、意思決定ときちんとつながっていること。
「信頼性」は、信頼できるということ。
「内的整合性」は、会計基準どおしで矛盾がないこと。
「比較可能性」は、期間比較や企業間比較ができるということ。
このような各特性の詳細は改めて触れるとして、今一度、簡単に階層を考えておきましょう。
上位特性: 意思決定有用性
下位特性:
(支える特性)意思決定との関連性 信頼性
(必要 条件)内的整合性 比較可能性
図にしたいところですが(第2章の末尾にあります)、意思決定有用性を筆頭にそれを直接支える特性として「意思決定との関連性」と「信頼性」があります。
意思決定との関連が深く、信頼性が高い方が、意思決定には有用でしょう。
これに対して、「内的整合性」や「比較可能性」と意思決定有用性とのかかわりはちょっと違います。
あくまでも必要条件(最低条件)なんです(ちなみに閾(いき、しきい)は、限界といった意味です)。
内的整合性や比較可能性がなければマズイといった感じです。
この点が支える特性としての意思決定との関連性や信頼性とは異なっています。
まずは、3つの特性の簡単な位置づけ(相互関係)とそれぞれのイメージをつかんでおきましょう。
そうだ、会計基準を読もう!(意思決定有用性性をささえるのが「意思決定との関連性」と「信頼性」、最低条件が「内的整合性」と「比較可能性」)
・会計基準を読もう!<目次>
会計情報に求められるもっとも基本的な特性が「意思決定有用性」です。
財務報告の目的は、企業価値評価の基礎となる情報、つまり投資家が将来キャッシュフローを予測するのに役立つ企業成果等を開示することである。この目的を達成するにあたり、会計情報に求められる最も基本的な特性は、意思決定有用性である。すなわち、会計情報には、投資家が企業の不確実な成果を予測するのに有用であることが期待されている。
概念フレームワークが何を目的とし、そして、会計情報に何が求められるのか。
まずは、目的(投資意思決定)と基本的特性(意思決定有用性)をしっかりと把握しましょう。
補足するとすれば、あくまでも将来キャッシュフロー等の予測を行うのは投資家である点でしょうか。
企業が行うのは、投資家に対してその予測の参考となる事実としての資料を提供することです。
その資料が会計情報です。
投資家→予想
経営者→事実の開示
意思決定有用性は、意思決定目的に関連する情報であること(意思決定との関連性)と、一定の水準で信頼できる情報であること(信頼性)の2つの下位の特性により支えられている。さらに、内的整合性と比較可能性が、それら3者の階層を支えると同時に、必要条件ないし閾限界として機能する。
質的特性は、次のような階層を構成しています。
上位特性:意思決定有用性
下位特性:支える特性(意思決定との関連性、信頼性)
必要 条件(内的整合性、比較可能性)
各特性の意味を簡単にみてみましょう(詳細は改めて)。
「意思決定との関連性」は、意思決定ときちんとつながっていること。
「信頼性」は、信頼できるということ。
「内的整合性」は、会計基準どおしで矛盾がないこと。
「比較可能性」は、期間比較や企業間比較ができるということ。
このような各特性の詳細は改めて触れるとして、今一度、簡単に階層を考えておきましょう。
上位特性: 意思決定有用性
下位特性:
(支える特性)意思決定との関連性 信頼性
(必要 条件)内的整合性 比較可能性
図にしたいところですが(第2章の末尾にあります)、意思決定有用性を筆頭にそれを直接支える特性として「意思決定との関連性」と「信頼性」があります。
意思決定との関連が深く、信頼性が高い方が、意思決定には有用でしょう。
これに対して、「内的整合性」や「比較可能性」と意思決定有用性とのかかわりはちょっと違います。
あくまでも必要条件(最低条件)なんです(ちなみに閾(いき、しきい)は、限界といった意味です)。
内的整合性や比較可能性がなければマズイといった感じです。
この点が支える特性としての意思決定との関連性や信頼性とは異なっています。
まずは、3つの特性の簡単な位置づけ(相互関係)とそれぞれのイメージをつかんでおきましょう。
そうだ、会計基準を読もう!(意思決定有用性性をささえるのが「意思決定との関連性」と「信頼性」、最低条件が「内的整合性」と「比較可能性」)
・会計基準を読もう!<目次>
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