概念フレームワークはこれまでも多く記事としてとりあげています。

試験的にも昨年の割引現在価値の出題などは概念フレームワークがらみの出題とみることもできるでしょう。

今後も同様の出題が想定されます。

また、会計基準の理解にも概念フレームワークの理解が不可欠です。

もう、しっかり学習して!といいたいし、いってよいとは思います。

ただ、ちょっと読みにくいとも思っています。

実際に読まれた方は、企業会計原則や他の会計基準と比べても読みにくいと感じたのではないでしょうか。

概念フレームワークは考え方をまとめたもので、具体的なルールではありません。

その分、抽象的でわかりにくい部分が多いと思います。

すべてをしっかり読もうと思ってもそれが必ずしもできず、たとえば1・2章で終わってしまう。

これではマズイです。

試験的な出題を考えると3章(4章)の方が大事であり、途中でとまってしまうのはもったいないです。

しかし、その前提としても1章・2章も読んでおくべきでしょう。

がんばって読もうと思っている方もいらっしゃると思います。

そこで、試験的な重要性を考えつつ記事を書くというよりは、私自身がわかりにくかった点を中心に記事を書いていこうと思っています。

おおむね、全章の見出し位の単位で記事にしていくつもりです。

その方が、実際に概念フレームワークを読んでいるのと併せて読む(あるいは事後に併せて読む)のに便利だと思うからです。

その分、試験的な重要性と記述の濃淡は異なります。

その点を踏まえてお読みいただければ幸いです。

かなりの長帳場になりますが、皆さんもこの機会にぜひ併せて概念フレームワークを読んでみてください。