理論と計算。

どちらが得意ですか?
税理士試験の科目には、おおむね理論と計算があります。

どちらかを苦手と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

ズバリ苦手と思っている方を強化したほうがいいのでは?というお話です。



これは理論と計算の両者が出題される科目だけではなく、簿記論にもいえます。

簿記論の第一問と第二問は学者出題。

同じ計算といっても、やや理論的な出題があったりします。

その意味でも少し考えるような学習は必要でしょう。



経験的には、自覚をもって、どちらが得意でどちらが不得意かがはっきりしている方が多いように思います。

得意な事をやってそれを伸ばすのはいいでしょう。

ただ、他方の学習がおろそかになっては最終的な合格は望めません。

やはり初期から自分の不得手な方を強化する必要があります。



とはいうものの苦手意識が先走ってしまうとなかなか偏りがちになってしまいがちです。

ちょっとしたコツは、あまり量を欲張らないことではないでしょうか。

計算が好きでバリバリできる。

それならどんどん問題を解いていけばいいでしょう。

理論が大好き。

ドンドンやってください。

でも苦手な方はなかなかはかどらないし、やらないから出来ない。

そんな悪循環が一番まずいです。

ちょっと的をしぼってもかまわないので苦手を一つの項目、いやもう一段落ぐらいでもいいです。

そこだけでもしっかりやる。

その代わりにその的をしぼった項目なり、問題はちょっとしつこくやってみましょう。

苦手の原因がちゃんとやっていないことにある場合もあるかもしれません。



早いうちから苦手を意識して、それに向かっていく。

まずはそんな行動を実際に示すことが大事ではないでしょうか。


いや、私もやりますよ。

計算(←ホントはすでに苦手?)。