税法を読むにあたって知っておいた方がよいと思える点をまとめてみました。
最近は、受験上、税法条文を読まなくなっていると聞きます。

ただ、やっぱりちょっともったいないかな。

実務についても学習していない税法はなかなか条文にあたらず、質疑応答で済ませ、適当な質疑応答がないときは大騒ぎするなんてことのないように税法にもなじんでおきたいものです。

あっ、いや、私の事じゃないですよ。

違うに決まってるじゃないですか。

いやだなあ、まったく。



(1)かっこ書は後回し

税法はかっこ書が多いです。

かっこ書の中のかっこ書なんてのもあってとても読みにくいです。

まず、最初に読むときはかっこ書を飛ばして読みましょう。

かっこ書を飛ばして意味がとれた後にかっこ書も含めて読んでいく。

頭から読んでいくよりもかっこ書をとばす方が随分、読みやすいハズです。




(2)条文の構成を意識する

法 → 令 → 規則

法人税でいえば、法人税法、法人税法施行令、法人税法施行規則という具合に大事なこと→細かいことと規定されています。

特に本法が重要であることを意識するとよいでしょう。

租税特別措置法も同様ですが、本法よりも重要性は落ちると考えてよいです(文章長いし)。




(3)第1項を重視する

本法の第1項がものすごく大事だという意識を持っていると後で学習効果が違う気がします。

重要規定の1項は、他とは格が違うと考えましょう。

覚えるまでもなく熟読していたらスラスラ言えてしまう。

そんな感じで接するとすれば1項です。

手続規定をガツガツになんて考えると死亡しますので注意しましょう。




(4)定義は大事

税法に限らず「重要な語句の」定義は大事です。

それが基礎を形成すると同時に実際の試験なんかで書かなければならないときに覚えてないと書けないからです。

計算や他の理論と絡めて何かを書くということが難しいんですね。

ただし、あくまでも「重要なもの」限定ですね。

そもそもの重要性が低いものを覚えても仕方ないですので。




簡単な法律用語の基礎も余裕があれば入れておくといいかもしれません。

税法になじもう!という方への簡単な税法条文の読み方でした。