このブログでも独学の方がどんな形で学習をすすめていけばよいかのご質問を受けることがあります。

とてもザックリとしたスケジュールを考えてみました。
前提となる簿記の知識によってもかなり違うと思いますが、だいたい日商2級の知識を前提にしています。



(1)基礎期(9月~12月)

(2)応用期(1月~4月)

(3)実践期(5月~7月)



(1)基礎期

とにかく基礎的な個別問題をガシガシ解きましょう。

イメージは、市販の個別問題集に近いです。

手がけた問題は、できたできないのメリハリをつけることが重要です。

できない問題は、できない問題としてキープしておきましょう。


決算整理の絡んだ総合問題は小さいものから解いて徐々に慣らしていきましょう。

いわゆる構造論点に関しては、本支店と商的工業簿記は先に手がけましょう。



(2)応用期

基礎期で学習した項目も含めてやや特殊な個別問題や構造論点を学習しましょう。

イメージは、市販の個別問題集に収録されているもののうちやや難しいものや収録されていないものです。

基礎・応用期を通じて、イメージとしては市販の個別・総合計算問題集のうちの一問を出されたとしても「こんなのやらすなよ」と軽口をたたけるくらいやり込む感じです。

解き方をムリに覚える感じではなくそのくらい解き込めば、(3)に進んでもよいでしょう。

そうじゃないと(3)で死亡するかも。


(3)実践期

2時間をはかって取捨選択の練習をしましょう。

使用するのは過去問集や模試等です。

この時期からは問題のうち何を解いて何を解かないかを意識しましょう。

特に初見の問題で時間をはかってそれをきっちりやることが重要です。



実際に重要なのは(1)と(2)だと思います。

ここをしっかりやっておかないで(3)にいってもそこからあまり伸びません。

まずは基礎的な項目を死ぬほどやっておくことがとっても重要です(これは独学、通学を問いませんが)。