今回は、理論の学習方法についてです。

注意したいのが「とにかく書く」ほうがよいという点です。
学習方法は人様々ですから、これまでの学習で成果を感じられる方は、その方法を貫いてください。

ごく一般的にいうと目で追ったり、読んでいるだけよりも、書いたり、口にした方が記憶には残ります。

理論もすでに学習した項目は、実際に問題を書いて解いてみましょう。

そのときに出来は気にしないでいいです。

というか出来は確認しても意味がありません。

現状での相対順位等を知ることにも戦略的な意味(もっと頑張らないと等)はあるでしょう。

しかし、合格の可能性を高める意味はありません(順位を確認するにすぎません)。



合格の可能性を高めるうえで大事なのは書くことそのものとその後に自分の解答を少しでもよくすることです。

最初はキーワードが一個はいった文章でもかまいません。

一個上等ですよ。

それを少しずつよくしていく。

これが大事です。

皆目ダメならまた解けばいいんです。

そのときに解答の文章をガチで覚える。

これは経験的には、効果が低いですし、応用もきかなくなります。

そこで固まってしまうからです。

固まってしまえば応用がきかないうえに、そこからどれだけ忘れるかの勝負になってしまいます。

もちろん覚えた文章を自在に変換して応用に対処できるならそれでよいでしょう。

しかし、内容に応じた解答がそもそもできないからと模範解答を覚えるケースでそんな芸当ができるとは思えません。

あくまでも重要句を軸に短い文章を吐き出す感じでかまわないと思います。

そんなことを繰り返して、模範答案の6〜70%の解答ができるようになれば実際の本試験でも十分合格ラインといえるでしょう。

実際に理論の採点をしてみるとこれで十分だろうことはよくわかります。

まずは、キーワードを軸にとにくかく書いてみる(解いてみる)。

そんなスタンスが重要ではないでしょうか。