余りにも読みにくい資産除去債務の算定(36項〜40項)。

来年かなという気もしますが、項ごとに整理してみました。

まずは、36項です。
資産除去債務の会計処理のスタートは、資産負債の両建処理です。

この場合の計上金額は、資産除去に係る将来CFを一定の割引率で割り引いて計算します。

この将来CFと割引率を検討したのが36項〜40項です。

36項では、まず将来CFと割引率の可能性としての組み合わせを示しています。



(将来CF)

(1)市場の評価を反映した金額

(2)自己の支出見積り

(割引率)

(1)無リスクの割引率

(2)信用リスクを調整した割引率



資産除去債務基準では、将来CFとして自己の支出見積り、割引率として無リスクの割引率を採用しています。

この検討が37項から40項にあります(いや、とってもわかりにくいです)。