【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)
【要チェックポイント】
(1)自己株式は純資産(株主資本)のマイナス、付随費用は営業外費用
(2)自己株式の取得・処分・消却の処理をおさえよう
(3)準備金の意義・種類取扱いをおさえよう
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)
【要チェックポイント】
(1)自己株式は純資産(株主資本)のマイナス、付随費用は営業外費用
(2)自己株式の取得・処分・消却の処理をおさえよう
(3)準備金の意義・種類取扱いをおさえよう
【自己株式】
(1)取扱い
自己株式……純資産のマイナス
付随費用……取得・処分・消却時の付随費用は、営業外費用(支払手数料等)
処分時は、繰延資産(株式交付費)計上可
(2)会計処理
1.自己株式の取得
(借)自己株式××× (貸)現金預金 ×××
2.自己株式の処分
(借)現金預金××× (貸)自己株式 ×××
その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××
3.自己株式の消却
(借)その他資本剰余金××× (貸)自己株式 ×××
※処分・消却によりその他資本剰余金が会計期間末において、マイナス(借方残)になった場合は、繰越利益剰余金から控除する。
4.自己株式の処分と新株の同時発行
自己株式の処分と新株の発行が同時に行われた場合は、自己株式処分差益は出しますが、自己株式処分差損は出しません。
その分、対応する増加資本を減額します。
【準備金】
(1)資本準備金
株式払込剰余金
(2)利益準備金
(準備金要計上額)
資本金の4分の1に達するまで配当の10分の1
利益剰余金の配当時は利益準備金を積立て、資本剰余金の配当時は資本準備金を積み立てる。
(3)取崩
1.資本準備金……その他資本剰余金(資本金及び資本準備金減少差益)
2.利益準備金……繰越利益剰余金
※純資産の部の表示
【その他資本剰余金の処分による配当】
その他資本剰余金の処分による配当……売買目的→受取配当金、それ以外→簿価減額
【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
・応用 上級編16(◎)
・応用 細目編11(◎)
・応用 細目編12(◎)
・平成22年 簿記論講座<一覧>
(1)取扱い
自己株式……純資産のマイナス
付随費用……取得・処分・消却時の付随費用は、営業外費用(支払手数料等)
処分時は、繰延資産(株式交付費)計上可
(2)会計処理
1.自己株式の取得
(借)自己株式××× (貸)現金預金 ×××
2.自己株式の処分
(借)現金預金××× (貸)自己株式 ×××
その他資本剰余金(自己株式処分差益)×××
3.自己株式の消却
(借)その他資本剰余金××× (貸)自己株式 ×××
※処分・消却によりその他資本剰余金が会計期間末において、マイナス(借方残)になった場合は、繰越利益剰余金から控除する。
4.自己株式の処分と新株の同時発行
自己株式の処分と新株の発行が同時に行われた場合は、自己株式処分差益は出しますが、自己株式処分差損は出しません。
その分、対応する増加資本を減額します。
【準備金】
(1)資本準備金
株式払込剰余金
(2)利益準備金
(準備金要計上額)
資本金の4分の1に達するまで配当の10分の1
利益剰余金の配当時は利益準備金を積立て、資本剰余金の配当時は資本準備金を積み立てる。
(3)取崩
1.資本準備金……その他資本剰余金(資本金及び資本準備金減少差益)
2.利益準備金……繰越利益剰余金
※純資産の部の表示
【その他資本剰余金の処分による配当】
その他資本剰余金の処分による配当……売買目的→受取配当金、それ以外→簿価減額
【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
・応用 上級編16(◎)
・応用 細目編11(◎)
・応用 細目編12(◎)
・平成22年 簿記論講座<一覧>
自己株式の処分についてお教え願いたいのです。
通常、新株発行時に、自己株式の処分を行う場合、処分差損はその他資本剰余金に加減するかと思います。
発行者側の仕訳
現金×× 資本金××
自己株式××
その他資本剰余金××
ですが、昨年、某大手予備校の問題に、自己株式を処分する場合、差益分はその他資本剰余金の増額、差損がでる場合は、資本金への組入額を減額する処理と言われました。
実際、財表の過去問にもそのような処理をした回答があったのです。
が。。。会計基準を見ても、他の問題集を見てものような回答例がなく、途方にくれています。
自分なりの仮説ですが、ひょっとして、会社法になる前はそのような処理だったのでしょうか?
ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。