先入先出法の方が収益と費用の対応の観点から好ましいという模範解答が出ているようなのでそれに対する意見です。

昨日の段階でいただいたコメントの意味がちょっとわからなかったのですが、やっとわかりました。

理論の第二問 2(1)の後入先出法と先入先出法の収益と費用の比較の観点からの説明の箇所で一部、先入先出法が収益と費用が対応でき(むしろ好ましい)との模範解答があったようです。

先入先出法にしろ、後入先出法にしろ、個別法以外の方法はあくまでも払出単価を決定する上での虚構(仮定)にすぎません。

その意味では個々の棚卸資産の商品に連番をふったとして、その個々の商品の収益と費用が対応するという意味での対応は、個別法でしかはかれないと思います。

あくまでも払出しの仮定が現実によりマッチしているかどうかという話であって、これを収益と費用の対応からよしとする考え方はみたことがありません。

収益と費用の対応という観点からは同タイミング(に近い)収益と費用が対応される後入先出法の方が好ましいというごく一般的な考え方でよいのではないかと思います。