退職給付についてちょっと考えてみました。
まずは他の基準同様に基準の本文をしっかり読みましょう。
(1)定義
徳賀先生の出題をみていて気付くのは、出題項目を広く浅くきいている点です。
会計処理とその理由が中心ですが、大きな柱をたててしっかり聞いてくるというよりは、あちこち聞いている感じです。
その意味では短い言葉でもよいので定義等も含めてしっかりさせておくのはとても重要です。
退職給付、退職給付債務、年金資産、利息費用あたりをしっかりおさえておきましょう。
(2)基本的な考え方
退職給付引当金は、注解18に規定する引当金です。
引当金の基本的な学習と合わせてよく学習しておきましょう。
もっとも平成17年の出題がここメインに近いですので、実際の出題はわかりませんが(低めかな)。
(3)退職給付債務
退職給付債務の基本的な計算方法とともに割引計算する理由をしっかりおさえましょう。
単純にいえば、「支払までの期間が長いから」です。
(4)退職年金
退職給付引当金は退職給付債務から年金資産を控除して算出します。
年金資産を独立の資産として表示しません。
この点の理由をしっかりおさえておきましょう。
ざっくりとは、「他に使えないから」です。
(5)未認識項目に遅延認識を行う理由
未認識過去勤務費用や未認識数理計算上の差異には遅延認識が行われます。
発生時の一時の費用が原則的な取扱いではなく、その後の期間に配分する訳です。
その理由を未認識過去勤務費用と未認識数理計算上の差異ともにおさえておきましょう。
未認識過去勤務費用は、退職給付規程の改定等によって発生します。
規程の改正により退職金をたくさんもらえれば従業員のやる気もでるでしょう。
そのやる気は一回こっきりというよりは、将来にわたるもの。
なので費用化も先のばししてもよいのではといった理由です。
未認識数理計算上の差異は、予測と実績の違いがメインですが、予測の変更のみでも生じます。
予測はもちろん将来にかかわります。
ですので費用化も先のばししてもよいのではといった理由です。
(6)数理計算上の差異の取扱い
数理計算上の差異の処理については、回廊アプローチと重要性基準があります。
基準は重要性基準をとりますが、それぞれの考え方をしっかりおさえておきましょう。
基礎値をしっかりと計算する代わりに、数理計算上の差異が小さかったら把握しないのが回廊アプローチです。
基礎値に大きな変更がなければそのまま使うけど、毎回きちんと数理計算上の差異を出すのが重要性基準です。
基礎数値に大きな変更がなければそのままというラフな基準であるため結果として算出した数理計算上の差異はきちんと把握します(回廊はもうけない)。
(7)他項目との関連
退職給付引当金は引当金の一つです。
引当金の学習もあわせてしっかり行っておきましょう。
退職給付債務は割引計算しますが、同様に割引計算する負債に資産除去債務があります。
ヒネリ項目として軽く想定しておきましょう。
年金資産は時価評価されます。
同様に時価評価される項目にも目を向けておきましょう。
売買目的有価証券、その他有価証券(ただし評価差額は純資産)、デリバティブ取引により生ずる正味の債権・債務などです。
従業員給付つながりで役員賞与引当金等も軽く視野に入れておくとよいかもしれません。
(1)定義
徳賀先生の出題をみていて気付くのは、出題項目を広く浅くきいている点です。
会計処理とその理由が中心ですが、大きな柱をたててしっかり聞いてくるというよりは、あちこち聞いている感じです。
その意味では短い言葉でもよいので定義等も含めてしっかりさせておくのはとても重要です。
退職給付、退職給付債務、年金資産、利息費用あたりをしっかりおさえておきましょう。
(2)基本的な考え方
退職給付引当金は、注解18に規定する引当金です。
引当金の基本的な学習と合わせてよく学習しておきましょう。
もっとも平成17年の出題がここメインに近いですので、実際の出題はわかりませんが(低めかな)。
(3)退職給付債務
退職給付債務の基本的な計算方法とともに割引計算する理由をしっかりおさえましょう。
単純にいえば、「支払までの期間が長いから」です。
(4)退職年金
退職給付引当金は退職給付債務から年金資産を控除して算出します。
年金資産を独立の資産として表示しません。
この点の理由をしっかりおさえておきましょう。
ざっくりとは、「他に使えないから」です。
(5)未認識項目に遅延認識を行う理由
未認識過去勤務費用や未認識数理計算上の差異には遅延認識が行われます。
発生時の一時の費用が原則的な取扱いではなく、その後の期間に配分する訳です。
その理由を未認識過去勤務費用と未認識数理計算上の差異ともにおさえておきましょう。
未認識過去勤務費用は、退職給付規程の改定等によって発生します。
規程の改正により退職金をたくさんもらえれば従業員のやる気もでるでしょう。
そのやる気は一回こっきりというよりは、将来にわたるもの。
なので費用化も先のばししてもよいのではといった理由です。
未認識数理計算上の差異は、予測と実績の違いがメインですが、予測の変更のみでも生じます。
予測はもちろん将来にかかわります。
ですので費用化も先のばししてもよいのではといった理由です。
(6)数理計算上の差異の取扱い
数理計算上の差異の処理については、回廊アプローチと重要性基準があります。
基準は重要性基準をとりますが、それぞれの考え方をしっかりおさえておきましょう。
基礎値をしっかりと計算する代わりに、数理計算上の差異が小さかったら把握しないのが回廊アプローチです。
基礎値に大きな変更がなければそのまま使うけど、毎回きちんと数理計算上の差異を出すのが重要性基準です。
基礎数値に大きな変更がなければそのままというラフな基準であるため結果として算出した数理計算上の差異はきちんと把握します(回廊はもうけない)。
(7)他項目との関連
退職給付引当金は引当金の一つです。
引当金の学習もあわせてしっかり行っておきましょう。
退職給付債務は割引計算しますが、同様に割引計算する負債に資産除去債務があります。
ヒネリ項目として軽く想定しておきましょう。
年金資産は時価評価されます。
同様に時価評価される項目にも目を向けておきましょう。
売買目的有価証券、その他有価証券(ただし評価差額は純資産)、デリバティブ取引により生ずる正味の債権・債務などです。
従業員給付つながりで役員賞与引当金等も軽く視野に入れておくとよいかもしれません。
またご教授いただきたいのですが、過去勤務債務・数理計算上の差異の費用処理は原則として定額に期間配分ですが、例外の定率法でもいける時の理由を教えていただきたいです。
あと一ヶ月、退引きは捨てようかと思いましたが、先生の予想を信じてやる気になりました(^0^)