棚卸資産会計基準、読んでますか?

今回はトレーディング目的の棚卸資産の話です。
トレーディング目的で保有する棚卸資産の評価は時価で、評価差額は当期の損益です。

この取扱いは売買目的有価証券やデリバティブ取引により生ずる正味の債権・債務と同じです。

取扱いの理由も基本的には、同じです。


時価評価→時価が大事だから

評価差額→成果だから


こんなに短くするのはダメかもしれませんが、そもそも時価の変動(買いから入るなら値上がり)を目指して買った資産等なら大事なのは時価でしょう。

時価変動を狙っているならその時価変動そのものが成果といえる訳です。


トレーディング目的の棚卸資産、売買目的有価証券、デリバティブ取引により生ずる正味の債権・債務の取扱いとその理由は共通しています。

いずれかの項目でのヒネリ項目としても想定されますので、重要性そのものが高いとはいえないかもしれませんが、おさえておくべきでしょう。


そうだ、会計基準を読もう!!


会計基準を読もう!!<目次>