財務諸表論の理論学習などでも「まとめ」(レジュメ)を作っている方も少なくないでしょう。

資格学習における「まとめの法則」を考えてみました。
たくさん法則をあげてもまずいので3つだけ考えてみました。


(1)自分でまとめる

(2)できるだけ短くまとめる

(3)見返す頻度は高くする


(1)自分でまとめる
まとめるときに正確でなければならない。

私は必ずしもそうだとは思いません。

ある時代の理論だって後の時代には、実は間違えていたなんてことはザラです。

もちろんムリに間違える必要はありませんし、できるだけ正確は期したいです。

でもそれ以上に重要なのが「自分でまとめる」ことです。

いきなり「全部を自分の言葉」ではムリでしょう。

最初は写す、抜書きする感じでいいです。

それでも多少の加工をしたり、どこを書いて、どこを書かないかなどもいろいろ考えながらまとめる作業自体が、頭を整理するのに役に立ちます。

だれかの素晴らしいノートを借りてきてそれをうつす。

それがそのまま通用するのは範囲の狭い試験でしょう。

まとめるなら仮に間違えてもかまわないので「自分で」まとめるべきです。

その方が学習効果は極めて高いです(もちろん参考にするのはオッケーです)。




(2)できるだけ短くまとめる
資格試験の勉強とたとえば卒業論文等の勉強のときとの大きな違いです。

とにかく短くまとめることを目指しましょう。

迷ったら短くする。

もちろんたくさん詰め込めば、そこから出題される確率は高まります。

しかし膨大な量のまとめを事後に見返すのは困難です。

財務諸表論の理論では、30枚では、印象としては多すぎます。

かなり行間をあける場合は別ですが、情報はできるだけ取捨選択し、かつ、短くまとめます。

この捨てるのが難しいです。

でもその判断をすることで大事なことも浮かび上がってきます。

まとめから除外した項目でやっぱり大事だと思えば後で追加すればいいんです。

短くしすぎたと思えばあとで長くすればいいんです。

それよりも最初から全部をつぎはぎしてしまっては、必ずどこかで破たんします。

できるだけ短くまとめることがとっても重要です。



(3)見返す頻度は高くする
まとめをつくっている方は、毎日でもいいです「めくりましょう」。

きちっとみなくていいんです。

項目の見出しと自分が大事だと思って強調した部分だけでもいいです。

ゆっくりとパラパラページをめくる。

それだけでいいです。

もし、気になったらそこの箇所だけちょっとじっくり見たり、何か付け加えたり、げずったりすればいいんです。

それだとそれほどの時間はかけずに毎日見ることは簡単にできます。

そのうえでたまにじっくり見ればいいんです。




まとめの法則。

参考にしてみてください。