「いや、ちょっと待って、よく落ち着いて。」

「話せばわかるから。」



こんな場面での「話せばわかる」の話ではありません。

理論学習での「話せばわかる」。

それはこんな話です。
理論学習での一つのハードルが書くことだと思います。

書けない。

そう嘆いている方も少なくないのではないでしょうか。

書くためには、書けるようになるためにはどうすればいいのでしょうか?



聞く → 読む → 話す → 書く

たぶん難易度の順でいうと、こんな感じになると思います。

書く手前の段階として、「話すこと」を意識的に取り入れてみる。

書く手前に話す。

話すことのススメです。



今ではこんなにブログ記事を量産している私も実は書くことが好きだった訳ではありません。

小学校の作文とか意味わかりませんでした。

書くことねーよ。

そんな状態でした。

でも、読むことは好きでした。

たくさん読んで、たくさん話して、たくさん書いてたらそのうち書くことがそれほど苦ではなくなっていた感じです。

んっ。

話す?

聞く → 読む → 話す → 書く

これは私の場合ですが、こんな感じで慣れていったような気がします。

小説なんかを読んで、「いいわあれ」というのを友達なんかに話します。

そうすると「お前のいいわは、わかんねえわ」とか言われます。

たぶん自分が「いい」と感じたことをうまく伝えられていなかったんだと思います。

聞くことや読むことは、自分がわかるか、わからないか。

でも話すことや書くことは、わかるかどうかは受け手の側の事。

それを話す段階や書く段階で想像しながら話したり、書いたりしています。

「聞くことや読むこと」と「話すことや書くこと」では違うのです。

たぶん話したり、書いたりする事の中に対象を整理することが含まれているからでしょう。

話すこと、書くことで頭が整理されて、わかりやすくなるんでしょう。

一般的には、書くことよりも簡単に話すことの方が気軽です。

そう、書く前にまず話してみる。

これは実際の効果もあると思います。



誰かに話してみるのもいいでしょう。

誰でもいいんです。

話す人がいなければ一人でもいいです。

話したつもりでしゃべるのもリアクションがなくてさびしいですが、いいです。

まず、ゆるやかに話すことからはじめてみるといいでしょう。

話すことがうまくできれば書くことにつなげやすいです。

まずは話すことからはじめてみる。

理論学習の一つの視点ではないかと思います。



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