勉強の仕方は人様々。

大事なのは自分にとって学習効果の高い事を取り入れたものであることです。

ある程度のまとまりをもった具体的な方法(手順)をとっかえひっかえしていてはダメです。

ベースはそんなに動かす必要はありません。

その間に行うことで効果の高いものに意識を向ける。

そして、そこをグイグイ広げていく感じです。

ええ、グイグイです。


ちょっとしたことで効果が違うと思えるのがパラ見。

パラパラと見るだけですが、これが少なくとも私にとっては明らかに効果があります。
パラ見は、実は多くの方がにすでにやっているハズ。

本の目次や見出しをパラパラ見る。

新聞もそうです。

テレビの番組表なんかもハジから全部目をとおしている訳ではなく、パラパラ見ているハズです。

インターネットの広告なんかも実にうまくできてます。

ニュースの見出しなんかが出てきて、「おっ」なんて思わずクリックするときがあります。

日常レベルではかなりパラ見をしているハズ。

作り手もその事を意識しています。

これを勉強レベルに取り入れてみるのは、効果ありそうですよね。

でも理論を頭から覚えてしまう。

これでは学習のときだけ普段やっていることとまるで違うことをしている訳ですから、身につくハズがありません。



すぐに出来そうなパラ見は、テキストのパラ見です。

テキストの見出しだけをパラパラ見る。

これは簡単です。

毎月のテキストなんかそんなに時間がかからなくてもできます。

寝る前にパラパラ見返して、おやすみなさい。

これいいんですよ。

たぶん寝てる間に頭が整理されるんじゃないかと思います。

簡単に出来ますし、時間もかかりません。

理論、計算ともにすごくオススメです。



財務諸表論をやっている方は会計法規集のパラ見がいいです。

会計基準のタイトルだけを眺める。

これだけでも「会計基準の名前が残りやすくなる」効果があります(あたりまえか)。

でも、覚える感じでなくていいんです。

いや、覚えちゃダメなんです。

パラパラですよ。

パラパラ。


会計法規集は、学校のテキストよりは、活字の羅列に近いので、ページはめくりにくいです。

それでも会計基準をしぼって大きな字をパラパラ見るのもいいでしょう。

今日は企業会計原則だけをパラパラ。

明日は棚卸資産基準だけをパラパラ。

目次があるものは目次をパラパラです。



パラ見の応用編です。

何か思ったらちょっと関連するところも見る。

何か感じたらそのことをちょこっとメモしておく。

メモ書はあまり長くせず、ちょこっとの方がいいでしょう。

次からのパラ見のときにそのメモにも目がいきます。


マーカー部分もパラ見の対象にしてみる。

パラ見なんでマーカー部分は、厳選されていた方がいいですね。

数行にわたる文章に全部、赤でマーカー。

これは感心できません。

マーカーの仕方もきっと変わるでしょう。

特に会計法規集はそのままでページをめくってもどこ見るの?って感じですから、何か痕跡を残しておくのがよいです。

でも「厳選」も重要です。

痕跡は多く残したい。

でも「厳選」も大事。

この葛藤をもってマーカーをしていきましょう。



まとめノートをつけている方はこのまとめノートをパラパラです。

これはかなりいけてるハズです。

なにしろ一度、自分でまとめたものですから。

もちろん時間をとってハジからもやるべきです。

でも毎日パラパラもです。

なにしろパラパラですから(←ちょっとわかりません)。



さあ、今日から1日ちょっとずつ(10分でいいです)、パラ見をはじめましょう。

これであなたの勉強なし日はナシになります(←これは精神衛生上もグットですね)。