財務諸表論の計算で案外やっかいなのが注記です。
今回は会計基準の面倒な注記ではなく、初期に登場する注記を考えてみました。
今回は会計基準の面倒な注記ではなく、初期に登場する注記を考えてみました。
初期に登場する注記は案外と少なくて、次の3つが中心です。
メチャメチャ略しますので、正確な表記は会社計算規則をご参照ください。
最初は、これらをきちり区別することが大事です。
私はこんな感じで進めるのがよいと思います(一例です)。
(1)注記は内容が合っていればよい
(2)損益計算書注記は1個だからこれをしっかり他と区別する
(3)会計方針の注記を企業会計原則の1の2で覚えてしまう
(4)区分けができるようになってから貸借対照表等をしっかりみる
特に会計方針を意識していると区分けは案外と簡単にできます。
注記対策は初期段階からしっかりやっておきましょう!
メチャメチャ略しますので、正確な表記は会社計算規則をご参照ください。
最初は、これらをきちり区別することが大事です。
重要な会計方針
貸借対照表等
損益計算書
私はこんな感じで進めるのがよいと思います(一例です)。
(1)注記は内容が合っていればよい
(2)損益計算書注記は1個なのでしっかり他と区別する
(3)会計方針の注記を企業会計原則の1の2で覚える
(4)しっかり区分けができるようになってから貸借対照表等注記をしっかりみる
(1)注記は内容が合っていればよい
注記は内容が合っていればよく、特に文例を覚える必要はありません。
注記の文例は法定化されておらず、必要なことが書いてあればオッケーです。
注記の実例は、「です」、「ます」ではなく、もっと丁寧な表現であり、試験用の注記例とは違います。
要は内容がわかればいいです。
そんな感じで気合もろとも問題文を利用して書く。
で、解答と見比べて、必要なことが書いてあれば、細かいところを気にする必要はありません。
そうやって少しずつ自分の側を微調整していく。
できあがった文例をただ覚えるよりも遥かに実践的な力がつきます。
(2)損益計算書注記は1個だからこれをしっかり他と区別する
会社計算規則の注記の中でも損益計算書注記は1個しかありません。
個数が少ない場合は、強引にでも覚えてしまった方が効率がよい事が多いです。
で、やや慣れたら会社計算規則や実際の注記例を見て、必要なことが書いてあるかを確認する。
関係会社との取引高は、営業取引と営業外取引のそれぞれについて「総額」を記載すればよいことがわかります。
実際の規定と具体的な注記の文言とのすり合わせは、あり得べき注記の理論での出題対策にもなります(過去に理論の出題もあります)。
(3)会計方針の注記を企業会計原則の1の2で覚えてしまう
会計方針は、何しろ「会計」の方針です。
これが重要でないハズはありません。
注解1の2は、定義も含めて気合で覚えてしまいましょう。
必ず他でも役に立ちます。
会計方針なので利益に影響がある方法(〇〇法、〇〇基準等)が多いですね。
頭だしも結構、いけてます。
有(ゆう):有価証券の評価基準及び評価方法
棚(たな):棚卸資産の評価基準及び評価方法
固(こ ):固定資産の減価償却方法
繰(くり):繰延資産の処理方法
外(がい):外貨建資産負債の本邦通貨への換算基準
引(ひき):引当金の計上基準
費(ひ ):費用収益の計上基準
ここもできるだけ文例は覚えません。
注解1の2と問題文と自分の頭で作文でオッケーです。
で、解答をみて解答を覚えるのではなく、自分の頭を解答に「擦りよせていく」感じです。
(4)区分けができるようになってから貸借対照表等をしっかりみる
実は、(3)までをしっかりとやっておくと、会計方針と貸借対照表等の注記を間違えることはなくなると思います。
その後に貸借対照表注記を少しずつでも会社計算規則や注記文例で確認しておきましょう。
ざっくりは財産に関するコメント(内訳や怪しい財産<隠れ借金>に関する補足)です。
これも同様に文例を覚えるのではなく、何を書くのかだけの知識で作文です。
特に会計方針を意識していると区分けは案外と簡単にできます。
注記対策は初期段階からしっかりやっておきましょう!
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。