先日、書店で立ち読みをしているとアベックの会話が耳に入ってきました。

いや、別に盗み聞きをしていたのではありません。

簿記のコーナーの前で、ごく自然な声での会話です。


「でも、負債ってむずかしそう!!」


ちょっと衝撃的でした。

ふ、負債が難しいとすると資本(純資産)は?

収益や費用は?

そもそも簿記はどうなんだろう?

もしかすると向いてないかな。

そんな事を思わずにはいられませんでした。


それに答える彼氏のさり気ない言葉が妙に的を得ていました。


「えっ!負債なんて簡単じゃん。だって、借金だよ。借金。ああっ。○○(彼女の名)って借金嫌いだったね。」


やはり実体験にもとづいて考えることができない事柄は、簿記に限らず「遠い」存在かもしれません。

できるだけ具体的に考えることがその距離感を縮めてくれます。

でも、やはり限界があります。

学生さんはすべからく社会経験がありません。

会社などで経理実務に携わっていなければ実務経験もないでしょう。

それでも簿記を学ぶ必要があるなら実体験にかわる武器を身につける必要があるのかもしれません。


みなさんにとって、負債はむずかしい?

それとも簡単?

どちらでしょうか。