企業会計原則、読んでますか?


今日は、後発事象(こうはつじしょう)についてです(注解1−3)。

後発事象というと「後で発生した事象」です。

って、そのまんまか。

財務諸表作成日(期末日)後に火災が発生した。

いや、これは一大事です。

営業もとまるかもしれません。

大赤字ってなことにもなりかねません。

そんなことは注記しといてね。

大きくはそんな流れです。



で、日商の一級などでも頻出なテーマがあります。

後発事象により当期の財務諸表の修正を行うことはあるのか?

たぶん理論のテキストなどには、後発事象でも当期の財務諸表の修正を要する場合があるなんてことが書いてあります。

第1の後発事象と第2の後発事象なんて書いてあったりします。

どっちが第1と第2なのかは微妙ですが、どうも財務諸表の修正を要する場合もあるらしいです。

でも、です。

注解1の3にはこう書いてあります。

「後発事象とは、貸借対照表日後に発生した事象で、次期以降の財政状態及び経営成績に影響を及ぼすものをいう。」

後発事象は貸借対照表日後に発生した事象である。

これはいいです。

でも、「次期以降の」財政状態及び経営成績に影響を及ぼすもの。

次期以降ですぜ。

旦那(だんな)。



注解1の3の後発事象で、当期の財務諸表を修正することはあり得るのでしょうか?

あり得る、あり得ない。それぞれ何故でしょうか?

企業会計原則の質問(質問だったか?)おしまい。


そうだ、会計基準を読もう!!(後発事象の謎はわかったかな?←存在はね)



会計基準を読もう!!<目次>