(問題)企業会計原則の性格を1つ示せ。
(解答)
(解答)
解答は一番下です。
(コメント)
(会計基準等)
・企業会計原則の設定について 二1
(財務会計講義<第25版>)
・49頁〜50頁
(つながる会計理論<第2版>)
・なし
(解答)
(コメント)
企業会計原則は、企業会計の実務慣習の要約としての性格を持ちます。
他に公認会計士監査の指針、法令等の改廃の指針等があります。
(1)実務慣習の要約
会計基準などのルールの作り方には、2つの方式があります。
一つは、あるべき姿をあらかじめ決める方式です(演繹法的アプローチ)。
はじめに目的があって、そこにたどり着くための理論があって、それをあてはめて各々のルールをつくっていく方式です。
もう一つが、実際に行われている行為の中からよいものを選んでルールをまとめる方式です(帰納法的アプローチ)。
こちらは実践の集約型です。
企業会計原則は、後者の立場であり、概念フレームワークは前者の立場です。
(2)公認会計士監査の指針
企業会計原則は、企業会計の指針であるとともに公認会計士監査の指針でもあります。
(3)他法令等の改廃等の際の指針
企業会計に関係のある法令等の改廃等に際し、企業会計原則が尊重されなければなりません。
もっともこの点に関しては、役割は終えたというべきでしょう。
企業会計原則は、一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則からなり、これ以外に注解が付されています。
(会計基準等)
・企業会計原則の設定について 二1
(財務会計講義<第25版>)
・49頁〜50頁
(つながる会計理論<第2版>)
・なし
(解答)
実務慣習の要約
帰納的と演繹的が逆ではないでしょうか?