資本維持の本質に迫るモン吉くんの大冒険。
これまでのお話はこちらです。
モン吉くんの大冒険(1)
モン吉くんの大冒険(2)
モン吉くんの大冒険(3)
モン吉くんの大冒険(4)
モン吉くんの大冒険(5)
モン吉くんの大冒険(6)
モン吉くんの大冒険(7)
モン吉くんの大冒険(8)
モン吉くんの例での損益にかかわる仕訳は次のとおりです。
(2)仕入:(借)仕 入100 (貸)現 金100
(物価が倍)
(3)売上:(借)現 金400 (貸)売 上400
この仕訳をもとに行われる損益計算は、次のとおりです。
売上400円−売上原価100円=利益300円
現行の制度上は、このような形で損益計算が行われています。
しかし、この損益計算は、物価変動を加味すると合理的ではありません。
売上400円が物価上昇後のものであるのに対して、売上原価が物価上昇前のものだからです。
この300円の利益の中には、次の2つの異なる利益が混ざっています。
(1)バナナを持っているだけでもうかった利益(値上益)
(2)バナナを売ることでもうかった利益(本当の売却益)
(1)ただの値上益100円
バナナの保有による利益はモン吉くんの努力とは関係のないただの値上益です。
100円で買ったバナナの買値が持っているだけで200円に上がった。
その100円の値上益です。
会計学上は、保有損益などと呼ばれます。
(2)本当の売却益200円
今、バナナを新たに仕入れるとすれば、200円かかります。
実際に売却した400円からこの200円を引いた利益が物価変動も加味した本当の売却益といってよいでしょう。
会計学上は、操業損益などと呼ばれます。
物価変動を加味して損益計算を行うには、売上と売上原価のバランスをとる必要があるのです。
売上400円−物価上昇後の売上原価200円=200円
単なる保有による値上益と本当の売却益をきちっと区別する。
本当の売却益200円こそがモン吉くんがバナナを買って食べることできるもうけ(利益)なのです。
そのもうけを超えてチョコボールを買ってしまったモン吉くんは、…………。
あっちゃー、あんな所でチョコボール食べてるよ。
あんなに口の周りを汚して。
ニコニコしながら。
って、食べちゃったのね。
食べちゃったのね。
モン吉くんの大冒険(10)へ
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モン吉くんの例での損益にかかわる仕訳は次のとおりです。
(2)仕入:(借)仕 入100 (貸)現 金100
(物価が倍)
(3)売上:(借)現 金400 (貸)売 上400
この仕訳をもとに行われる損益計算は、次のとおりです。
売上400円−売上原価100円=利益300円
現行の制度上は、このような形で損益計算が行われています。
しかし、この損益計算は、物価変動を加味すると合理的ではありません。
売上400円が物価上昇後のものであるのに対して、売上原価が物価上昇前のものだからです。
この300円の利益の中には、次の2つの異なる利益が混ざっています。
(1)バナナを持っているだけでもうかった利益(値上益)
(2)バナナを売ることでもうかった利益(本当の売却益)
(1)ただの値上益100円
バナナの保有による利益はモン吉くんの努力とは関係のないただの値上益です。
100円で買ったバナナの買値が持っているだけで200円に上がった。
その100円の値上益です。
会計学上は、保有損益などと呼ばれます。
(2)本当の売却益200円
今、バナナを新たに仕入れるとすれば、200円かかります。
実際に売却した400円からこの200円を引いた利益が物価変動も加味した本当の売却益といってよいでしょう。
会計学上は、操業損益などと呼ばれます。
物価変動を加味して損益計算を行うには、売上と売上原価のバランスをとる必要があるのです。
売上400円−物価上昇後の売上原価200円=200円
単なる保有による値上益と本当の売却益をきちっと区別する。
本当の売却益200円こそがモン吉くんがバナナを買って食べることできるもうけ(利益)なのです。
そのもうけを超えてチョコボールを買ってしまったモン吉くんは、…………。
あっちゃー、あんな所でチョコボール食べてるよ。
あんなに口の周りを汚して。
ニコニコしながら。
って、食べちゃったのね。
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