(問題)企業会計原則における収益の認識基準は何か。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
企業会計原則では、すべての費用及び収益をその支出及び計上に基づいて計上し、発生した期間に割り当てることとされます。

支出⇒<発生>⇒費用
収入⇒<発生>⇒収益

ただし、未実現収益は当期の損益計算に計上することはできません。

支出⇒<発生>⇒費用
収入⇒<発生→実現>⇒収益

つまり、実現したものを収益として認識しろってことですね。

企業会計原則における収益の認識は、実現主義です。

一般に商品では、その販売時点で収益が実現し、サービスではサービスを提供した時点で収益を認識します。

このようなタイミングで収益を認識すれば、通常は取り消されることもなく(確実)、金額は誰の目からみても明らか(客観的)です。

実現の要件には、財やサービスの移転と対価としての貨幣性資産の受領があげられます。



(会計基準)
・企業会計原則 損益計算書原則一A


財務会計講義<第25版>
・実現原則:77頁


つながる会計理論<第2版>
・6-1 実現主義による収益の認識:55頁
・Ch6問題1−1(空欄補充):57頁
・Ch6問題2−1(正誤):57頁
・Ch6問題3−1(収益の認識基準は?):59頁



(解答)
実現主義(基準)