(問題)正規の簿記の原則が要求する財務諸表の作成方法は何か。
(解答)
(解答)
解答は一番下です。
(コメント)
(会計基準等)
・企業会計原則 一般原則二
(財務会計講義<第25版>)
・正規の簿記の原則:62頁
・誘導法:40頁
(つながる会計理論<第2版>)
・2-3 正規の簿記の原則:14頁
・Ch2問題1−2(空欄補充):17頁
・Ch2問題2−2(正誤):17頁
・Ch2問題2−4(正規の簿記の原則が、求める財務諸表の作成方法は?):19頁
(解答)
(コメント)
「正規の簿記の原則」は、正確な会計帳簿の作成を要求する原則です。
企業会計原則の規定からは必ずしも明らかではありませんが、正規の簿記の原則では誘導法による財務諸表の作成を要求しています。
一般原則第二は、次のように規定します。
「企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って正確な会計帳簿を作成しなければならない。」
この原則の文言上は、正規の簿記の原則が誘導法を採用しているかはわかりません。
極めて忠実にこの文章を読むなら正規の簿記の原則は、「記録のみ」に関する原則ともいえそうです(そう考える方もいます)。
しかし、何故に正確な会計帳簿を作成しなければならないのか?を考えれば、それは結果としての財務諸表をきちんと作成するためでしょう。
つまり、報告に全く配慮しない会計帳簿の作成は考えられず、会計帳簿をきちんと作れという要請の背後にむしろ帳簿記録から財務諸表の作成を読み取る方が自然といえるのです。
(会計基準等)
・企業会計原則 一般原則二
(財務会計講義<第25版>)
・正規の簿記の原則:62頁
・誘導法:40頁
(つながる会計理論<第2版>)
・2-3 正規の簿記の原則:14頁
・Ch2問題1−2(空欄補充):17頁
・Ch2問題2−2(正誤):17頁
・Ch2問題2−4(正規の簿記の原則が、求める財務諸表の作成方法は?):19頁
(解答)
誘導法
正規の簿記の原則が誘導法による財務諸表の作成を要求していると解釈する理由として、企業会計原則が動態論(と後に名付けられた会計観)を前提にしていることもあげられますか?
主たる利害関係者が投資家になり、企業の収益力を重視するようになる。それに応えて、企業側は複式簿記による会計帳簿から誘導して財務諸表をつくるようになる。
そもそも動態論に基づく会計行為として誘導法があるから、と考えてはダメでしょうか?