簿記の問題、解いてますか?

決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

これまで、仕訳、元帳、問題の試算表への加工を中心とする方法をみてきました。

それ以外にも集計表のようなものをつくる方法もあると思います。

ただ、財務諸表論とは異なり、区分がそれほど要求されません。

むしろ科目の動きが重要なことを考えると問題から数字を写すなら元帳型の方がいいような気もします。

簿記論の場合は、集計表方式はあまりオススメではありません。



さて、典型的な決算整理型の総合問題へのアプローチを考えてきました。

で、事前に考えておく必要があるのは、やはり問題の量です。

多いです。

簿記論の問題の量は年度によって違いますが、総じて、2時間で完答できる量ではありません。

まあ、何時間あっても完答できないという噂もありますが、こちらは難易度の問題でしょう。

とすると時間の短縮につながる方法は少なくとも試す価値があるでしょう。

より多くの項目を解答することができる訳ですから。


しかし、結局は正解することがもっとも重要です。

ガタガタになってしまうなら慣れない方法はとるべきではありません。


そして知っておくべきは、それぞれの方法の長所と短所です。

何も一つの方式を貫く必要はありません。

併用でいいのです。

いや、併用がよいのです。

得意な形を持ちつつも、問題に応じた併用がよいように思います。

そして、このタイプの問題がきたら必ずこの解き方というよりも、ややラフなスタンスの方がよい結果につながるように思います。

まずは、小さな30分程度の総合問題で模索してみるとよいのではないでしょうか。

初見の問題のときは、自分の一番得意な方式で、解きなおしの段階で違う方法でもといてみる。

そんな感じでよいのではないかと思います。

直前期(1〜2月前)までは、いろいろ模索してみる。

最後は大きくは動かさない。

そんな感じでよいのではないかと思います。

次回以降で、具体的な併用の仕方を考えたいと思います。



そうだ、問題を解こう!!(ちょっとずつの工夫が大事だよ♪)