簿記の問題、解いてますか?

問題は総合、個別を問わず、解かないとはじまらない部分があります。

気分がのらないときは、簡単な仕訳を何問か解いてみる。

で、気がのったらやる。

そんな感じでよいのではないかと思います。

私は、受験時代、必ず最低1日1題の総合問題は解いてました(ノルマってやつですな)。

ただ、ちょっとズルをしていまして、とても簡単な総合問題(しかも一度解いたもの)を常にストックしてありました。

体調が悪い時でも簡単な問題を義務的に解く。

それが簿記の力につながったかは正直に言えば疑問です。

ただ、昔からやらないとやらない傾向(しかも1月とか平気で)がありましたので、その防止にはなったと思います。

皆さんも実践してみてはいかがでしょうか?



決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

今回は、問題にある試算表を中心に考える試算表型をみてみましょう。


私は、受験時代から試算表加工が中心でした。

多少の推定も試算表の横の数字から結構やっていた気がします。

ですのでこの方式に関しては一番詳しいかもしれません。

で、なぜこの方式になったのかは、たぶん字を書くのがめんどうだったからです。

仕訳型、元帳型ともにある程度の文字を書くのに対して、この試算表型は数字が中心です。

つまり、書く量が少ないです。

で、混乱しなければ、これが一番早いハズです。

一番のメリットでしょう。



やり方は、一番テクニカルかもしれません。

資料から仕訳を頭できりながら、問題の試算表の数字の横に仕訳の数字を加えます。

で、最後に集計しつつ、解答用紙に答えを写します。


コツは、必ず仕訳と同じ要領で記入していくことでしょうか。

(借)買掛金10 (貸)現金10という仕訳をきる場合を考えてみましょう。

頭の中で仕訳をきりつつ、試算表の貸方・買掛金の金額の横に(−)10。

同じく試算表の借方・現金の金額の横に(−)10。

こんな要領です。

常に仕訳を意識しつつ(1行ずつなら必ず2ヶ所)、記入もれが減ると思います。

この(−)っていうのは、私はなぜか(△)でしたが、どっちでもよいでしょう。

たぶん、(−)よりも(△)の方が若干見まちがいが少ないからといった程度の理由ではないかと思います(当初の記憶がありません)。



メリットはツボにはまったときのスピードです。

シンプルな決算整理型の問題は、仕訳型や元帳型よりも劇的に早いです。

最初のハードル(ごちゃごちゃになる)がありますが、オススメです。


デメリットは、一つの科目の動きが大きいときにミスがおきやすいです。

ただ、慣れの面も大きいですので、10コ程度(個人差もあるでしょう)の動きなら、丁寧に書き込んでいけば大丈夫です。


この方式は、オススメです。

やったことがない方は、初見の問題ではなく、一度解いたことのある問題でぜひ試してみてください。

日商二級の第三問なんかの財務諸表をつくる問題なんかで試してみると時間が劇的に縮むのがわかると思います。



そうだ、問題を解こう!!(試算表加工はぜひ試してみてください)