簿記の問題、解いてますか?

簿記論に限らす、簿記関連の試験において問題を解く事はとても重要です。

ガンガン解きましょうね♪

しかし、用意された問題をこれまでと同じ方式で解く。

それがベストとはいえないでしょう。

もっと効率のよい問題の解き方はないのか?

そんな視点を持つことも必要でしょう。

ただ、あまり形式的に細部まで人のマネをしてもよい結果につながるとは限りません。

ではどうすればよいのか?

そのヒントを探るべく総合問題の解き方を類型別に考えています。


決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳中心、元帳中心、問題の試算表加工、集計表方式等があります。

今回は、元帳を中心に考える元帳型をみておきましょう。



やり形は簡単です。

まずは、計算用紙にT字をバーっと用意して、問題の残高を写します。

資料から頭の中で仕訳をきって、T字に「数字のみ」を記入していきます。

ある程度の関連付け(問題番号等を書く)をするとよいケースもあるかもしれません。

最後にそのT字を集計して解答します。

元帳型では、記入の多い科目とそうでない科目の見極め(多い科目はタテも長くする等)が必要でしょう。



計算用紙にあらかじめT字が印刷されたりしていて、出題者は、この方式を考えているのかもしれません。

いや、出題者は、仕訳→元帳を考えているのかもしれません。

でもたぶん量のことはちょっと忘れ気味かもしれません。



元帳型のデメリットは、時間がかかる点です。

勘定の動きが少ない科目に最初から勘定を用意するのは時間がやはりもったいないです。

この方式を使うにしろ、動きの少なそうな科目の解答用紙へのダイレクトの記入は不可欠でしょう。


メリットは、勘定の動きが多い科目に強い点です。

一つの勘定の動きが多いときは、なんといっても勘定形式が一番よいです。

それともう一つが推定に強い点です。

勘定上の推定は、差額で出すか、他の勘定との関係で出すかでしょう。

いずれにせよ勘定を実際に書いていれば、変に考えずに、差額で終了ということも少なくないです。

勘定形式が勘定推定に強いのはあたりまえといえますが、知っておく必要はあるかもしれません。



さて、この方式の可能性ですが、全部をムリに勘定でいくにはムダが多い気がします。

やはり部分採用という感じになるでしょうか。



そうだ、問題を解こう!!(仕訳も基本ですが、転記も基本です。やはり複雑に動くときは勘定集計はよいです)