簿記の問題、解いてますか?

今の時期にしっかりたくさん問題をときましょうね♪

その前提として総合問題の解き方を考えています。


決算整理型のごく一般的な解き方の類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型、集計表型等があります。

今回は、仕訳を中心とする訳型をみておきましょう。


簿記は仕訳にはじまって仕訳に終わるといわれるくらい仕訳は重要です。

その仕訳を軸にしているので、とっつきやすく、ブレにくい面があります。


やり方は簡単です。

計算用紙にかたっぱしから仕訳をきっていきます。

で、問題の試算表の数字と仕訳の数字を加減して、解答です。


具体的なやり方もみておきましょう。

科目は極限まで略します。

略し方は自分で工夫する方がいいかもしれません。

人の略称を使っても忘れたり、略称がかぶってしまったりする場合もあるからです。

とりあえず現金→C(キャッシュ)はオススメです。

英語が得意な方は英語の頭文字(2文字程度)もいいかもしれません。

売掛金→売×、買掛金→買× なんてのもいいでしょう(ウリ「カケ」、カイ「カケ」です)。

カタカナは画数が少ないので、利用価値はあるかもしれません。

○○費→○○ヒ もいいんじゃないでしょうか。

ほかにグットなものがあったらぜひ教えてください。

略称はずーっと使うので、ある程度縮める工夫は必要でしょう。

でも、割と早めに限界(もう縮まない)はくると思います。



この方法で一番クリアしにくいのが、仕訳からの集計です。

問題の資料のすぐ横に仕訳を書くのは、集計ミスをしやすいです。

集計の段階で、目移りがしやすいと思います。

で、白紙(計算用紙)に書くのがよいでしょう。

最初に用紙をタテに二つおりにして、科目と金額をそろえておきます。

それほど大きい字でかかなければ、割と大きな問題でも白紙1枚でおさまると思います。

一番多いミスは、集計もれ(集計ミス)になると思いますので、頻繁に登場する科目には集計済みのチェックマークをする等の工夫が必要でしょう。


で、この方式の可能性ですが、この方式のみで簿記論の第3問に耐え得る集計力のある方は、少ないのではないかと思います。

なにせ仕訳を全部きって、そこからダイレクトに集計です。

電卓がものすごく早くて、仕訳からの集計に支障がない人のみ採用を検討する感じでしょうか。

基本的にはオススメではありません。

しかし、これでいける人がいるのが世の中の不思議です。

これは本当に不思議です(残念ながら私にはムリです)。

えーっと私のようにあまりお若くはない方は、他の道も必ず模索してください。



そうだ、問題を解こう!!(仕訳型でいかないにせよ、仕訳の重要性が低くなることはありません)