概念フレームワーク、読んでますか?

えっ、まったく読んでないですって。

ええ、私もあんまり読んでません(←って、なんじゃそりゃ)。

いや、違った。

まったくはダメじゃないですか。

概念フレームワークは長いです。

読まないといつまでたっても読まないですよ。

ちょっとずつでも読んでいきましょう。

概念フレームワークは、単独での出題というより、他の会計基準の理解につながる感じです。

具体的な出題との関係でいうと財務諸表の構成要素の定義規定を前提とした出題等が考えられます。



概念フレームワークの理解を前提に他の基準を読むととても参考になります。

というか概念フレームワークをそのままひっぱっている所も少なくありません。

でも、全文を読むのはとても大変なので、ぜひ読んでおいて欲しい所を示しておきましょう。

見出しと簡単なコメント(かっこ内)を付しました。


前文
財務会計の概念フレームワークの役割
最初の3行(○):概念フレームワークの意義


財務報告の目的
2項(○):財務報告の目的
3項(○):利益情報の重視
7項最初の2行(○):投資家の意義


会計情報の質的特性
1項(○):意思決定有用性


財務諸表の構成要素
1項(○):貸借対照表と損益計算書の役割
2項(○):定義する構成要素
4項(◎):資産
5項(◎):負債
6項(◎):純資産(連結未学習時は、連結部分をとばしてください)
7項(○→◎):株主資本
8項(○→◎):包括利益
9項(○→◎):純利益
注2:支配(○)、経済的資源(◎)


財務諸表における認識と測定
1項(○):認識
2項(○):測定
57項(○→◎):リスクからの解放の意義


◎でも優先順位をつけました(ただの◎、と○→◎です)。

貸借対照表項目が先です。

いずれ具体的に想定されそうな論点を示したいと思います。

それまでに特に財務諸表の構成要素(定義)部分をしっかりと読んでおきましょう!!


そうだ会計基準を読もう!!(概念フレームワークの定義と具体的な項目をつなげられるかが勝負だよ♪)



会計基準を読もう!!<目次>