自己株式等会計基準、読んでますか?

近年にたくさんの会計基準ができました。

たくさんです。

日本には、これまで独自の会計処理が多くありました。

たくさんの会計基準ができたことで随分と世界標準に近づいたらしいです。

でも、まだまだ世界標準とは異なる処理が行われているケースも少なくありません。

そして、この世界標準との違いは、試験に出やすいです。

自己株式はこれまで世界標準とは異なる処理(資産処理)が行われていました。

世界標準は「資本控除」です。



理屈は単純です。

いったん発行した自社株を買う訳ですから、その逆の処理でいいんじゃない?

それだけです。

そのこと(資本のマイナス)を「資本控除」と呼んでいます。


(新株の発行)
現金預金××× 資本(項目)×××

(自己株式の取得)
資本(項目)××× 現金預金×××


厳密には、発行した段階の資本金等をダイレクトに減らす方法も考えられますが、間接的に資本から控除します。

借方の勘定科目は、自己株式で、これは「資本のマイナス」の意味を持ちます。

で、これまでは、資産計上だった(日本独自)けど、資本控除になった(世界標準)。

じゃ試験的にはどうなの?という話です。

まだ解決していない部分があります。

付随費用です。


世界標準は、資本控除です。

日本の会計基準は、営業外費用です。

この違いがある以上、出題も想定されやすいと思います。

おっと、その前に、まずは、自己株式がなぜ資本控除なのかをラフに確認しておきましょう。


そうだ、会計基準を読もう!!(自己株式の取得は、増資の逆だから減資に近いんですね。おっ、だから資本控除か)



会計基準を読もう!!<目次>