金融商品会計基準、読んでますか?
今日は、金融資産及び金融負債の範囲等についてです。
諸般の事情により(←おっ。アナタのヤマなのね)、この範囲と次の金融資産・負債の発生・消滅の認識は、やや細かくいきます。
本編
4:金融資産の定義
5:金融負債の定義
6:時価
結論の背景
52:定義の仕方
53:有価証券の範囲
54:時価
この部分の書き方は、本編をくわしく結論の背景でいっている感じですので、本編部分をしっかりいきましょう。
金融資産の定義部分では、「及び」と「並びに」がでてきます。
「及びの使い方」、「並びにの使い方」を参照してみてください。
定義の仕方には、(1)内容を踏まえた定義(内包的定義)と(2)ただの列挙(外延的定義)があります。
法律では、別に意味を踏まえる必要はなく、外延的定義が多いです。
会計基準では、内包的定義が多いですが、ここでは、外延的定義(列挙)がとられています。
しかし、その定義の仕方と国際的な定義との関係(結論は変らない)あたりまでが結論の背景に書いてあります。
んんっ。
おおおっ。
すごいぞ、結論の背景。
自らの選んだ道まで書いてある。
さすがだ、結論の背景。
でも、長いぞ、結論の背景。
………長いぞ(←ぼやき、ですか)。
この結論の背景部分を利用して資産の定義を少し読みやすくしておきましょう。
本編部分では、列挙の関係がわかりにくいですが、結論の背景では、4つ(負債も含めてます)が明確です。
52項の3行目から4行目です。
(1)現金預金
(2)金銭債権(債務)
(3)有価証券
(4)デリバティブ取引により生ずる正味の債権(債務)
結論の背景の4つの横にとりあえず、マル1〜マル4と数字をふっておきましょう。
本編部分にもこの4つと対応するようにマル1〜マル4とふっておきましょう。
こういう手間が会計法規集をちょっとだけ読みやすくするかもしれません(ちょっとだけですが)。
本編部分は、次の感じです。
(1)現金預金、
(2)受取手形、売掛金及び貸付金等の金銭債権
(3)株式その他の出資証券及び公社債等の有価証券
並びに
(4)先物取引、(中略)により生ずる正味の債権
等
です。
(1)現金預金と(2)金銭債権(受取手形等は、金銭債権の例示になります)はいいでしょう。
(3)の有価証券は、出資証券と公社債、
「デリバティブ取引による正味の債権」というのは、そもそもこれという実態があるものではありません。
他の項目とは感じが違うので、「並びに」という語で大きく区切っている感じでしょうか((1)から(3)と(4)ではちと違う)。
基準を読む時は、及びと並びにを意識する必要があります。
でも、整理や書くときは、(1)〜(4)でよいと思います。
そうだ、会計基準を読もう!!(定義はしっかりいかないとしょうがないです)
・会計基準を読もう!!<目次>
今日は、金融資産及び金融負債の範囲等についてです。
諸般の事情により(←おっ。アナタのヤマなのね)、この範囲と次の金融資産・負債の発生・消滅の認識は、やや細かくいきます。
本編
4:金融資産の定義
5:金融負債の定義
6:時価
結論の背景
52:定義の仕方
53:有価証券の範囲
54:時価
この部分の書き方は、本編をくわしく結論の背景でいっている感じですので、本編部分をしっかりいきましょう。
金融資産の定義部分では、「及び」と「並びに」がでてきます。
「及びの使い方」、「並びにの使い方」を参照してみてください。
定義の仕方には、(1)内容を踏まえた定義(内包的定義)と(2)ただの列挙(外延的定義)があります。
法律では、別に意味を踏まえる必要はなく、外延的定義が多いです。
会計基準では、内包的定義が多いですが、ここでは、外延的定義(列挙)がとられています。
しかし、その定義の仕方と国際的な定義との関係(結論は変らない)あたりまでが結論の背景に書いてあります。
んんっ。
おおおっ。
すごいぞ、結論の背景。
自らの選んだ道まで書いてある。
さすがだ、結論の背景。
でも、長いぞ、結論の背景。
………長いぞ(←ぼやき、ですか)。
この結論の背景部分を利用して資産の定義を少し読みやすくしておきましょう。
本編部分では、列挙の関係がわかりにくいですが、結論の背景では、4つ(負債も含めてます)が明確です。
52項の3行目から4行目です。
(1)現金預金
(2)金銭債権(債務)
(3)有価証券
(4)デリバティブ取引により生ずる正味の債権(債務)
結論の背景の4つの横にとりあえず、マル1〜マル4と数字をふっておきましょう。
本編部分にもこの4つと対応するようにマル1〜マル4とふっておきましょう。
こういう手間が会計法規集をちょっとだけ読みやすくするかもしれません(ちょっとだけですが)。
本編部分は、次の感じです。
(1)現金預金、
(2)受取手形、売掛金及び貸付金等の金銭債権
(3)株式その他の出資証券及び公社債等の有価証券
並びに
(4)先物取引、(中略)により生ずる正味の債権
等
です。
(1)現金預金と(2)金銭債権(受取手形等は、金銭債権の例示になります)はいいでしょう。
(3)の有価証券は、出資証券と公社債、
「デリバティブ取引による正味の債権」というのは、そもそもこれという実態があるものではありません。
他の項目とは感じが違うので、「並びに」という語で大きく区切っている感じでしょうか((1)から(3)と(4)ではちと違う)。
基準を読む時は、及びと並びにを意識する必要があります。
でも、整理や書くときは、(1)〜(4)でよいと思います。
そうだ、会計基準を読もう!!(定義はしっかりいかないとしょうがないです)
・会計基準を読もう!!<目次>
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。