企業会計原則、読んでますか?

もう暇さえあれば読んでください。

しっかりと読んでいる人と全く読まない人では、後ですごーく差がつきます。

対時間効果は、一般に考えられている(初学者の方が思うより)はるかに高いです。

ただ、上昇カーブがはじめのうちはゆっくりです。

最初のうちの効果は、ほとんどありません。

でもある程度の期間(最低でも2月以上かな)をとれば、対時間効果は、逆に高くなります。

この点を誤解して効果が低いと勘違いされる面があるとすると残念というより、それはとても「もったいない」です。


えっ。そろそろ次にいかないのか?ですって。

いえいえ、もうちょっとまってください。

ちゃんといきますよ。

次の候補も考えています。



今日は、企業会計原則には書いていなかった「何?」の話の続編です。

企業会計原則は、慣習の要約でした。

実際の会計処理や表示が書いてあって、その前提になる「何」があまり書いてありません。

その部分は、すごく短く、わかりやすい言葉で補足しておく必要があるでしょう。


でも、「何?」(定義)に相当する規定もあります。

ちょっと抜き出してみました。

注解1の2(会計方針)
注解1の3(後発事象)
注解5(経過勘定項目)
注解11(内部利益)
注解15(将来の期間に影響する特定の費用)

このあたりは、「×××とは」と明確にいってます。

ただ、注解5は、私自身、覚えられた記憶がありません(他もですが)。

これは覚えるよりも内容の確実な理解に努めましょう。

内部利益は、他の規定に比べて重要性は低いものの「定義」なので大事にいきたいところです。

これに、定義という形ではありませんが、注解18(引当金)も加えて、大事な「何?」ということでよろしくお願いします。

特にご推奨は、注解1の2、注解15、注解18です。

繰延資産(注解15)は、会計的資産、引当金(注解18)は、会計的負債といわれます。

勘違いして欲しくないのは、新基準全盛の時代でも、重要性は高いという点です。

過去出題傾向にかかわらず、毎年、ヤマといってよい項目です。


そうだ、会計基準を読もう!!(定義は大事にいきましょう!!)



会計基準を読もう!!<目次>