企業会計原則、読んでますか?

コマ目にでも、まとめてでも、粗くても、細かくても、計算でオヤって思ったときでも、どこかで参照しろって書いてあったときでも、何でもいいです(←全部でお願いします)。

とにかく読む頻度、目にする頻度を増やす工夫をしましょう。

たくさん読んでくださいね。

「読む子は育つ」っていうじゃないですか(←寝る子は育つだし、子じゃないし)。



さて、今日は、「なんで?」の話です。

企業会計原則には、「何」があまり出ていませんでした。

対象がわかっている前提で会計処理が説明されています。

会計処理の手前にある「何」を意識する必要があるでしょう。

そして、それ以上に重要なのが、「なんで?」です。

「なんで?」も企業会計原則には、書いてありません。

会計処理は書いてあっても、なぜ、そのような会計処理をするのかは書いてないんです。



実は試験で問われることが多いのは、この何故?(理由、根拠)です。

平成18年の財務諸表論の出題は、第1問と第2問(各25点)

理由と根拠を合せて、5箇所聞かれています。

同じく19年は、7箇所前後聞かれています。

もちろん年度によって比重は変わりますが、近年は、ほぼ一環して問われています。

なぜ?なんで?の重要性は、おわかりいただけると思います。

じゃあ、このなぜ?に対する解答例だけをたくさん集めればいいのかというと必ずしもそうではありません。

いや正確には、会計処理のすべてになぜ?があるのですから、不可能に近いです。

仮に「なぜ?」の答えだけをたくさん覚えてもそれが維持できるかの問題もあるでしょう。

では、どうすればいいのか?

いや、これが簡単にできれば苦労しないんです。

でも、なぜ?の答えをただ覚えるのではなく、自らなぜ?という問いかけを発する事が大事だと思います。

理由は簡単です。

なぜ?の答えをただ覚えたときより、何故の答えをみつけたときや人に聞いて納得したときの方が、記憶が明らかに長持ちするからです。

しかも桁違いです(何十倍も違います)。

これは多分に経験的なものです。

何でも覚えて忘れないという人がいるならそれはそれでよいと思います(会ったことはありませんが)。

しかし、そうでないなら記憶の長持ちの道を探るべきでしょう。

そのためには、自分の「なんで?」を大事にする。

私の経験の話です。


そうだ、会計基準を読もう!!(←なんで?を忘れないでね)



会計基準を読もう!!<目次>