昨年末に概念フレームワークが改訂されています。

これまでは、企業会計基準委員会の公式な文書ではありませんでした。

今後は、企業会計基準委員会からの文書になります。

改訂では、表現を随分、やわらかくした面が大きいと思います(たぶん)。

このブログで「厳しい」を連発したんで、変えてくれたんだと思います(←な訳ないでしょ)。



概念フレームワークでは、資産を「経済的資源」と定義しています。

その経済的資源は、「将来のキャッシュの獲得に貢献する便益の源泉」です。

「源泉」の部分がこれまでは、「集合体」でした。

まあ、集合体も、源泉もどっちもどっちです(←どっちも厳しいのね)。

いや、集合体のが厳しいかな。



集合体という言葉を聞いたときの第一印象は、「厳しい」です。

ですが、企業をいわば「投資の束」と見る見方があるようで、それを受けてかなあと思っていました。

企業はいろんな事業に資金を投じます。

もういろんな事業です。

たこ焼とか株です(←二つですか)。

それぞれの事業ではその資金はいろんな形態(資産等)をとります。

で、いろんな資産等があって一つの事業です。

資産等を別個に見るというよりは、一つの事業の中の構成要素として一つの資産等がある。

そんな資産等の寄り集まりが事業で、その事業のまとまりが企業とそんなイメージかもしれません。

そんなイメージを受けての「集合体」かなと思っていました。

その「集合体」が「源泉」に変更されました。



もっとも、いずれにせよその一個手前の便益あたりで軽く唸ってはいますが。

「便益」って、便宜と利益ですよね。

まあ、ぼんやりです。

はい。



「便益の源泉」じゃなくて、「物」じゃだめですか。

そっちのが覚えやすいし。

んっ。物だと有形だけで、無形は入らないのか。

じゃ、「もの」じゃだめですか。

「もの」はないでしょ。

じゃ「便益の源泉」でいきますか。

まあ、そんな検討があって決まったんでしょう(←な、訳ないでしょ)。

でも、とりあえず、何度か書いたんで私は覚えちゃいました。

えへへ。

皆さんもコピペ(コピー&ペースト)ではなくて、打ちましょう。

覚えますよ。

資産=経済的資源→「将来のキャッシュの獲得に貢献する便益の源泉」