払込資本(資本金、資本準備金、その他資本剰余金)間での変動には、次の組み合わせが考えられます。
3×2=6個の組み合わせです。
ただの組み合わせに近いです。
もっとも仕訳処理は、資本項目が貸方(増)、借方(減)であることを踏まえていれば、覚えるという感じにはならないでしょうし、その必要もないと思います。
(1)と(2)が資本金の減少(減資)、(3)と(5)が資本金の増加(増資)で、純資産は増えませんので、いわゆる形式的減資、形式的増資ということになるでしょうか。
※実際の会社法(会社計算規則)の規定の仕方とは異なります。

(1)資本金→資本準備金
(借)資本金××× (貸)資本準備金×××

(2)資本金→その他資本剰余金(資本金及び資本準備金減少差益)
(借)資本金××× (貸)その他資本剰余金×××

(3)資本準備金→資本金
(借)資本準備金××× (貸)資本金×××

(4)資本準備金→その他資本剰余金(資本金及び資本準備金減少差益)
(借)資本準備金××× (貸)その他資本剰余金×××

(5)その他資本剰余金→資本金
(借)その他資本剰余金××× (貸)資本金×××

(6)その他資本剰余金→資本準備金
(借)その他資本剰余金××× (貸)資本準備金×××