【学習時間の目安】
(1)インプット(2時間)
(2)問題演習(2時間)

【チェックポイント】
(1)債権の発生時期と貸倒処理の関係を把握しよう。
(2)債権・貸倒れの発生時期と償却済債権の取り立ての関係を把握しよう。
(3)債権の種類と貸倒見積高の算出
(4)賞与引当金の算出(会計期間と支給対象期間に注意)


【貸倒・貸倒引当金】
(1)貸倒れの処理
1.当期発生債権の貸倒
(借)貸倒損失×××(貸)売掛金×××

2.前期以前発生債権
(イ)貸倒引当金≧貸倒額
(借)貸倒引当金×××(貸)売掛金×××

(ロ)貸倒引当金≦貸倒額
(借)貸倒引当金×××(貸)売掛金×××
   貸倒損失 ×××

(2)償却債権の取立
1.「当期」発生・「当期」貸倒
(借)現金預金×××(貸)貸倒損失×××

2.「前期以前」発生・「当期」貸倒
(借)現金預金×××(貸)貸倒引当金×××

3.「前期以前」発生・「前期以前」貸倒
(借)現金預金×××(貸)償却(済)債権取立益×××


(3)会計処理方法
(1)洗替法

(2)差額補充(調整)法


(4)債権の種類と貸倒見積額の算定
1.一般債権(勘定科目はそのまま)
(イ)単位……総括
(ロ)算定……貸倒実績率法(期末債権×貸倒実績率)

2.貸倒懸念債権(勘定科目はそのまま)
(イ)単位……個別
(ロ)算定……財務内容評価法((債権−担保・保証額)×率)
       キャッシュ・フロー見積法(※)(債権金額−割引価値)

3.破産更生債権等(破産更生債権等勘定)
(イ)単位……個別
(ロ)算定……財務内容評価法(債権−担保・保証額)

(5)賞与引当金
支給額×当期帰属月数/支給期間=設定額


【チェック問題】オススメ度(◎→○→△、※は参考)
基礎 基礎編12(○)
基礎 基礎編13(○)
応用 細目編14(○)